こちらの本たちは、大学時代の恩師、木村 徹先生から、
ぜひ読むようにと推薦されたものです。
特に、右の本は、教育の方向性について、書かれており、
今読んでも、非常に 勉強になります。
先生のレッスンはいつも非常に直感に基づいていて、
高校受験の前からお亡りになられるまで、お世話下さっていた、
森安 芳樹先生とは全く違ったレッスンでした。
どちらかというと、森安先生は 常に、 ここはこうしなさい。
あそこは、こうです。と、きっぱりと教えてくださっていたのに対し、
木村先生は 直感で、演奏していいよ!!と仰るタイプ。
長い間、森安先生の引っ張ってくださるレッスンを受けた後で、
自由に、演奏しなさい。~的なレッスンに、凡人の私は、
戸惑いを覚えたのも、正直な所でした。。
どちらのレッスンも、同じ師弟でありながら、
タイプは全く違うけれども、
今も勉強を続けるに当たって、ときどき、
先生のニュアンスだとこうかな、
なんて、想像しながら、また、自分がレッスンをする立場になって、
先生方の仰りたかったことが、こういうことだったのかと、
今更ながら 少しづつ、理解できるようになってきました。
先生というお仕事の中では、時に、
生徒に演奏だけではなく、実際に説明をしなければならない
事があります。
難しいけれども、そうすることで、自分の中でも、点としてしか
わかっていなかったことが、線としてはじめてつながった時に、
その後の、自分の演奏に役立つことも多いのです。
有難いことです。
音楽は、一生勉強していくものだし、
素晴らしい先生方にめぐり逢えたことに、
心の底から感謝しております。
森安先生から戴いた大切な本は、
フォトページに掲載させていただいています。