ついつい口にする一言で 子供を傷つけていませんか?


「早くしなさい」
「いいかげんにしなさい」
「もういやになっちゃう」
「何度言えばわかるの」
「おいていくよ」
…etc…

思いあたりませんか?

朝から晩まで 口癖のようについついでてしまう 不快な言葉が子供のやる気を なくしてしまううえに
自分自身も嫌な気分になってしまい悪循環に…

例えば「何度言ったらわかるの」と言っても子供は聞いてくれない…

そうです。何度も同じ事を言ってるから聞いてくれないのです

親の口癖が子供の心を 傷つけてしまうこともあります

自分の中から出てくる不快な言葉が さらに自分を不快にしてしまう…それならば自分を幸せにしてくれる言葉を口癖にしてみてはどうでしょうか?


嫌な事があったときは「大丈夫うまくいく」…などと意識をしてプラス思考の言葉を口癖に…すると気持ちが明るくなり自然に回りの人達にも伝わってきます
言葉がかわれば子供も変わってきます

暮らしの中には「ありがとう」と思う事はありふれています

まずは毎日声にして言ってみましょう
そうすると不快な口癖が半減していくはずです


成功への道


さあ どの道を行こう
私が選んだのは西へ伸びる道だった
子ども時代という森に始まり
成功という大きな町まで続いていた

かばんの中には知識がたっぷり詰まっていた
多少の恐れと 多少の重石も
いちばん大切な荷物は
成功の町の輝かしい門に入るという夢だった

越せそうにない川に出くわした

夢は消えたかと不安にかられた
でも 鋭い石を見つけて木を切り倒し
橋をかけて川を渡った

雨が降りだして 寒くなった
身は震え あれこれ疑問がわき上がる
でも 木の葉で傘を作ったので
冷たい雨に濡れずにすんだ

旅は予定より長引いて
食べる物がなくなった
夢をかなえずに飢え死にするよりはと
自力で釣りを覚えた

歩きに歩いてすっかりくたびれ
かばんの中の重石のことを思った

それを放り出して ふたたび足を速める
引き止めようとするものは 恐れだけとなった

木立のすぐ向こうに
成功の町が見えてきた
ついにゴールに到着したのだ
世界じゅうがこの私をうらやむにちがいない

町の入り口にたどりついたが
門には鍵がかかっていた
門番は顔をしかめて私をあざけった
「時間を無駄にしすぎたやつは入れない おまえの名前は名簿にない」

私は泣き 叫び 体を揺さぶり 地団駄を踏んだ
人生に終止符が打たれたような気がした
そこで初めて私はふりかえり
人生でたった一度だけ東を向いた

私の目に入ったものは
道々自分がやってきたこと 乗り越えてきた障害物のすべてだった
たとえ町には入れなくても
成功しなかったということではないのだ

川を渡る方法 雨の中でも濡れずにすむ方法を
私は自力で身につけた
たとえ苦痛をともなおうとも
つねに心を開いておくべきことを学んだ

きた道をふりかえりながら 私は悟った
人生は単に生き抜くことだけではないのだと
私の成功は 到着することにではなく
旅の途中にあったのだ


ナンシー・ハメル

こころのチキンスープより

壁の落書き



くたくたママが店から戻り買い物袋をかかえてキッチンへ入った
待っていたのは八歳の息子
弟がやったいたずらを しゃべりたくてうずうずしていた

「ぼくは外で遊んでて パパは電話中だったんだ そしたらあいつがクレヨンで 壁に落書きしちゃった ママが書斎に張ったばかりの新しい壁紙にだよ そんなことしたらママが怒るぞって言っといたよ」

ママはうめきをもらして眉をよせた

「あの子 いまどこ?」

ママは荷物を下ろして決断とした足取りで 末っ子が隠れたクローゼット目指して歩いて行った

部屋に入ったママは 名字をつけて名前を呼んだ
その意味がわかった末っ子は 恐ろしさに震えあがった
それからの十分間 ママはわめき 怒鳴り散らした
あの壁紙は高かったのよ せっかくお金を貯めて買ったのに

元通りにするのはたいへんなんだから
なんてことしてくれたの いたずらにもほどがあるわ
叱れば叱るほど 腹の虫がおさまらない
ママはすっかり取り乱し 部屋から大またで出て行った

惨状を確かめようと おそるおそる書斎に向かったママ
壁を見たとたん 目に涙があふれた

読んだメッセージがダーツのように心を貫いた
ハートで囲まれた「ママ 大好き」

その壁紙は ママが見たときのまま残っている
まわりに枠だけの額縁が吊るされて
ママにとっての みんなにとっての思い出の品
どきどき足を止めて眺める 壁の落書き



バレリー・コックス

こころのチキンスープより