℃-uteの解散で、私には一つはっきりしたことがあります。
それは、「ハロープロジェクト25歳定年説」の信憑性です。
最年少のまいまい(萩原舞ちゃん)が成人したところで検討を始めました、と報道されていますけど、多分、逆。
最年長の矢島舞美ちゃんが来年で25歳になるからだ。
別に売れてないからではないし、毒にも薬にもならなかった文春砲(注1)のせいでもないだろう。
ハロープロジェクトっていうのは事務所とかレコードレーベルとかではなくて、あくまで「アップフロントグループ系列の芸能事務所に所属している女性アイドルグループ・女性アイドルタレントの総称」。
アップフロントワークスには実際、ベーやんも居るしKANも居るんだよ。
で、どのタイミングでかは不明ですが、ある日事務所が下の3つから選びなさい、と言うのです。
①活動停止
②ハロープロジェクト卒業
③解散
「解散を選びました」って言うから、本人たちが自主的に決めたように聞こえるけど、実はこの3択しか与えられてないんですよ。
恐らくなんだけど、①の活動停止は、Berryz工房以降の新規追加項目(注2)。
そしてこれは実質③の解散と同意です。
そこで問題の「②ハロープロジェクト卒業」ですよ。
本当は主眼はここにある、というかきっかけがここだと私は考えます。
舞美がハロプロ卒業の年齢になるからこの話し合いは始まってるのです。
ハロープロジェクトを卒業してもアップフロントには居られるんだろうから、もしくは移籍したってもいいんだし、その選択肢もアリ、っていうか、「℃-uteのパフォーマンスははアイドルの枠を超えている」と言われて久しく、大人になってアイドル以外の売り出し方をしたらそれはそれで成立するはずだよって私も思っていたんだけど、なんならそれを楽しみにしてた部分もあるんだけど、本人たちがこれを拒否したんだね。
要するに、アイドルとしてのダンス、アイドルとしての歌唱をしてきてたってことだ。
そして今後もここからはみ出る予定もないんだわ。
そっか。
結局、上の①②③はどれをとっても「”アイドル”℃-uteの終焉」を意味していることに気付く。
バンドの人たちは学校の友達同士で組んだりするけど、アイドルってメンバーの選択やデビューの時期は事務所の人が決定するもんだと思うと、バンドはバンドメンバーが解散や活動停止を決められるけど、アイドルの方はそれを決めたり拒んだりってするもんじゃあないんだろうな。
だから誰も悪くない。事務所はそういう方針だから。メンバーはそれに従うだけなんだからさ。
ハローの子たちって、卒業して成功してるのって真野恵里菜ちゃんくらいなんだよね。
高橋愛ちゃんは歌もダンスもあんなに上手なのに、今は読モみたいな仕事をしているし。
あとはブログで稼ぐ人ばっかり~。
岡井(千聖)ちゃんの現行のバラエティ出演のうちのハロプロ枠は、今後はタケちゃん(アンジュルムの竹内朱里ちゃん)とかに譲り渡すことになるだろうから、これからは個人で拓いていくのー?大変そうー。
舞美は美人(注3)だけど、じょ、女優?演技してるとこ見たことないからなー。
(鈴木)愛理も歌もダンスも上手で、ある意味で唯我独尊状態なんだけど、将来の目標に具体的な芸能人を挙げてて、「えー?「誰かみたいになりたい人」だったの?」ってちょっとびっくり・・・。
まいまいはアパレル関係、頑張ってね!
とは言え、「ハロープロジェクトのパフォーマンスはハイクオリティ」と語るときに事務所が真っ先に出すのはきっと今は℃-uteだろうし(プラチナ期やカラフル期(注4)なら娘。だったと思うけど)、彼女たちはとっても貢献したと思うだけどなー。
その褒美がさいたまスーパーアリーナだっていうならまあまあのケチだよ。
是非ハロー卒業後も充実したマネジメントをしてあげてほしい。
旅番組(注5)とか頑張って取ってきて!
イラスト:photoshop&sai
注1:まいまいが男性と手をつないで歩いているところを激写、という内容の記事。
この「男性」がファン(しかもピン●ケ絡み)だということで更に事態は深刻に。
しかし、この記事は文春本誌ではなくweb版にのみの掲載であった為、
世間的にはそんなに話題にはならなかった。
ただただヲタを不安に、そして悲しくさせただけの事件。
注2:「Berryz工房は青春の全てなので解散という言葉を使いたくなかった」のが
「活動停止」という形にした理由。
こういうのは年頃の女の子だから出てくるアイデアで、多分「大人たち」は
こういう考え方はしない。
注3:一時期「美人」で画像検索すると舞美が一発目にヒットしていたらしい。
注4:元はアルバム「プラチナ 9 DISC」を発売した時期のことを指す。
この頃、セールスがどうにもいまいちで、「プラチナ期」とは「高橋愛ちゃんが
リーダーの、売れてない時期」という、良くない意味で使われていたらしい。
しかし、この頃のパフォーマンスが、メンバーの層も厚かったこともあり、
実はかなり成熟した内容だったということが後年知られることとなり、
現在は転じて「モーニング娘。のめっちゃすごかった時期」を意味する。
プラチナ期の後は「カラフル期」と呼ばれる、鞘師中心の体制となる。
私はここのファン。
鞘師が抜けて以降のパフォーマンスはハロープロジェクトの他のユニットに
引けを取っている状態。
注5:中島早貴ちゃんは旅番組を持ちたいんだって。