遅ればせながら、ミュージカル『MEAN GIRLS』。

東京公演はもう終わってしまったけれど、

とっても楽しかったので記しておこうかな、と。

 

『ミーン・ガールズ』は、

2018年ブロードウェイ初演のミュージカル。

今回が日本初演になる。

原作は、いまも根強い人気を持つ2004年の同名映画。

リンジー・ローハン主演の学園コメディだ。

 

 動物学者の両親のもと、

アフリカの大地で伸び伸びと育ったケイディは、

両親の転職に伴い、16歳にして突如アメリカの高校に

通うことになった。

カルチュア・ショックに戸惑いつつ、

はたまた学校の派閥の狭間にもまれつつ、

自分らしく生きていく、という爽快なコメディだ。

 

撮影:森好弘

 

 ミュージカル版はさらに楽しい。歌もダンスもたっぷり。

生田絵梨花がマイペースのケイディを演じてかわいいし、

田村芽実が、ジェンダーから自由なジャニス役を軽快に見せてくれる。

個人的にウケたのが石田ニコル演じるレジーナ。

オシャレにしか興味がなくて、オツム軽めの学園の女王然を演じて、

似合ってるし、うまいし。

 

 演出(小林香)も手際がよくて楽しかったし、

オケの音が最高。

東京公演があった劇場は、音響的にはイマイチなのだけれど、

今回、バンドもうまくて、音がきれいに回ってた。音響さんにも感謝。

実のところ、この劇場で初めて音がいいと思ったのだった。

 

 この作品、ブロードウェイで見たときは、

けっこう意識的に多彩な人種を入れ込んでいたっけ。

でも、日本版ではそれはムリだよね。

あ、あの時驚いたのは、「エモジ」がそのまま

流通していたことだった。

女の子たちが、メールをやりとりするシーンで「エモジ」「エモジ」と

言っているのだ。「カワイイ」と同じように、すっかり世界語なのだった。

 

 今回観劇したのは水曜日。PINK DAY。

ピンクを身に着けていけば、イイことがあるという日。

行きました。ピンクのストール巻いて。で、特典写真もらいました。

でも、冬だからか、みなさん、割とおとなしめ。

やっぱりピンクのコートとか、あまり持ってないものね。

 

ブロードウェイのピンク・デイは、5月に見たからか

なかなか壮観だった。

他の劇場に行くので通りがかったら、

『MEAN GIRLS』劇場前に入場待ちのピンクの川ができちゃってた。

 

 雑談になったところで、これにて。

 

東京公演 1月30日(月)~2月12日(月)

福岡公演 2月17日(金)~2月19日(日)

大阪公演 2月23日(木・祝)~2月27日(月)