タイトル、どう書けばいいんだろう…。
『LA LA LAND』 Live in Concert A/Celebration of Hollywood、かな。
もしくは、『ハイリウッド版ラ・ラ・ランド・ザ・ステージ』かな。
あるいは「「ライヴ・コンサート」かな。
迷う。全部プログラムにタイトルとして書いてあるんだもの。
要するに、映画『ラ・ラ・ランド』のオーケストラ演奏付き上演会。
ディズニー・アニメーションから始まって、こういう上演は
ずいぶんと増えてきたけれど、今回はオーケストラの演奏に
コーラス隊、ダンサーまでが登場するゴージャス版だ。
でもって、ピアノとキーボードを担当するのが
映画版の演奏とサントラも手がけたランディ・カーバーとくる。
なんて贅沢な・・・。
そりゃあ、見に行きますとも。
(カーテンコール)
客殿が落ちると、ステージに柿澤勇人さん登場。
「オープニングMCです」と。
「昨日みたけれど、目がいくつあっても足りない」とか
「『オーディション』のナンバーで泣きました」とか語ってくれる。
このMC、この回(7月19日マチネ)限定だったらしい。
さあ、オケのオーヴァ^チュアが始まり、
舞台上のスクリーンに映画が映し出される。
渋滞の高速道路で、思い切り弾けたダンス・シーンになる冒頭で
もう引き込まれる。やっぱり、あのシーンは好きだ。
途中、舞台両サイドで炎が上がったり、
ダンサーたちが登場してオーケストラ前で踊ったり、
もちろんコーラスが入ったり、いろいろと仕かけてきて楽しい。
かっきーが言ったように、ほんと目が足りない。
正直、ナマのダンサーたちに目が行かなくて、
なんか申し訳ないような。でも、仕方ないよね。
でもって、すごく堪能した。映画もオーケストラの音色も。
実は映画『ラ・ラ・ランド』は完成披露試写の1回しか見ていない。
でも、けっこうディテールまで覚えていて、
それだけインパクト強かったんだな、と今さら思う。
でも、この作品最大の魅力はやっぱり音楽ではないかと
改めて思ったりもする。
このステージの音がとても厚かったせいかもしれないけれど。
アンコールでは、アカデミー賞を受賞した主題歌
「シティ・オブ・スターズ」をジャズ・アレンジで演奏。
どんなアレンジでもどんと来いといった楽曲の魅力と
ビッグ・バンド・ジャズの愉しさを味わえて、素敵な時間だった。
ついでに言えば、「シティ・オブ・スターズ」の作詞・作曲は
ジャスティン・ハーウィッツとパセック&ポール。
この作品では作詞の仕事しかしていらいようだけど、
(ベンジ)パセック&(ジャスティン)ポールは、
ミュージカル界のトップランナー・コンビだ。
この後、ヒュー・ジャックマン主演映画『グレイテスト・ショーマン』の
楽曲も手がけているし、ブロードウェイ・ミュージカル
『ディア・エヴァン・ハンセン』でトニー賞も受賞したし。
二人が初めてオフ・ブロードウェイに出したミュージカル
『ドッグ・ファイト』(2012)以来、目が離せない。
『ハリウッド版 ラ・ラ・ランド ザ・ステージ』は
7月21日(日)まで、東京・国際フォーラム ホールA.
(つまり、終わっちゃいました、ってことで、ごめんなさい。)