今年はちゃんと通常運転らしい。

トニー賞授賞式のことだ。

コロナ禍で中止になったり、延期になったり、いろいろあったけれど、

今年は、通常通りの6月に開催される。

正確には6月13日(日)。日本時間は14日。

 

 で、ノミネートが先日発表された。

ミュージカル作品賞のノミニーは、6作。

 

『ガール・フロム・ノース・カントリー』

『MJ』

『ミスター・サタデーナイト』

『パラダイス・スクエア』

『SIX」」(シックス)

『ア・ストレンジ・ループ』

 

 このうち観たのは『SIX』だけ。

それも、ブロードウェイじゃなく、ロンドンで。

これ、ロンドン発ミュージカルなのだ。

で、もう3年も海外に出られないままだし…。

 

登場人物は、ヘンリー8世の6人の妻たち。。

キャサリン・オブ・アラゴン、アン・ブーリン、ジェーン・シーモア、

アン・オブ・クレーヴス。キャサリン・ハワード、キャサリン・パーの6人。

 

 いちばん有名なのは、アン・ブーリンだろう。

ヘンリー8世が、離婚を認めないカトリック教会から離脱し、

英国国教会を作って結婚した相手。

英国史に多大な影響を及ぼした人だけに、数本の映画にもなっているし。

 

6人が、自分のことを歌い、それぞれに

自分が一番愛されたとか、自分が一番悲惨だったとかアピールしていくなかで、

最終的に6人は絆を深める、という流れ。

ストーリーを紡ぐというより、ライヴっぽいノリ。

そこから、女性同士の絆とか自立とかが浮かび上がる、爽快な作品だ。

で、楽曲がまた素敵なロックポップ。

バンドも全員女性で、ガールズ・パワーが炸裂の舞台だ。

 

ロンドンで見て以来ハマっている、イチオシ作品だけど、

コンサート形式なのと、規模的には小ぶりなので

トニー作品賞受賞はどうなるかなあ、とも思う。

でも、スコア賞は受賞するんじゃないかしらん。

あ、でも久々のジェイソン・ロバート・ブラウン(『ミスター・サタデーナイト』)も

いるしなあ…。

なにしろ、他を見てないので読めない。

そうそう、『MJ』はマイケル・ジャクソンの評伝ミュージカルで、

これもロンドン発。

 

『SIX』のことだけで、今日のところは。。

この項、続く予定。

 

ついでに、Broadwiay Directのリンク、一部貼っておきます。

ノミネート作品のことが、分かると思う。

 

 

Best Musical
Girl From the North Country
MJ
Mr. Saturday Night
Paradise Square
SIX
A Strange Loop