映像版『キンキーブーツ』が、公開された。
ここでの予告でも書いたけれど、
大ヒットしたブローヅェイ・ミュージカルの
舞台上演を映像化したもの。
だから、ナマの舞台の雰囲気をそのまま味わえる。
ミュージカルの原作は同名イギリス映画。
それがブロードウェイで舞台ミュージカル化され、
トニー賞を受賞。
日本でも、三浦春馬と小池徹平のW主演で初演され、
さらに再演もされた人気作だ。
©Matt Crockett
倒産目前の製靴会社を受け継いだチャーリーは、
ひょんなことで知り合ったドラァグクイーンのローラに
ヒントをもらい、ドラァグクイーン用のブーツという
ニッチなマーケットを狙って、会社を立て直そうとする。
そんなストーリーが、伝えてくるのは、
偏見や差別のばかばかしさ、
自分らしく、優しくあることの素晴らしさ。
『ラ・カージュ・オ・フォール』のハーヴェイ・ファイアスタインの
脚本、と言われれば納得。
シンディ・ローパーの楽曲が楽しく、ノリがいい。
©Matt Crockett
劇場で公開される映像は、ロンドン・ウエストエンドの
アデルフィ劇場での公演を撮影したもの。
観客の歓声がすごくて、臨場感たっぷり。
一緒に観劇している気分も、ちょっと味わえる。
関係ないけど、アデルフィ劇場で思い出した。
ここ、三浦春馬最後の舞台となったミュージカル
『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』の初演劇場。
もう20年以上前に、この劇場で見たのだった。
そのウエストエンドにも、ブロードウェイにも行けない今、
映画館で、片鱗を味わえるのは、うれしい。
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹
3月5日(金)より全国順次限定公開!
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