とっても豊かな時間だった。

本日開幕の「THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE」だ。

タイトル通り、帝劇、いや、正確には東宝が上演してきた

ミュージカルの代表ナンバーを歌い紡ぐコンサート。

 

 

 一曲目は「モルガンお雪」から。

1951年に帝劇で初演された東宝オリジナル・ミュージカルだ。

立て続けに「マダム貞奴」など、当時「東宝ミュージカルス」と

銘打たれ次々登場した作品ナンバーが一気。

どれも聞くのは初めて。

プロセニアム両脇に映し出される映像が珍しくて、見入ってしまう。

越路吹雪と古川六緑といったレジェンドだもの。

 

 次は「マイ・フェア・レディ」から「踊り明かそう」。

63年日本初演のブロードウェイミュージカルで、

ここから日本のミュージカル時代が華やかに幕を開ける。

「サウンド・オブ・ミュージック」「王様と私」

「キス・ミー、ケイト」「屋根の上のヴァイオリン弾き」と

いちいち挙げてるとキリがないのでやめるけれど、

「アニー」や「シカゴ」「ピピン」など、

現在はよそのプロダクションで上演される作品も

けっこうある。

 

「レ・ミゼラブル」までが「Age1」というくくり。

続いて「ミス・サイゴン」「回転木馬」「エニシング・ゴーズ」など

80年代~90年代の上演作。これが「Age2」。

「Age3」は2000年代「エリザベート」以降。

さらに「レディ・ベス」など、

帝劇発オリジナル・ミュージカルのナンバーも。

 

途中、出演者のトークも挟んで、歌みっちりの中身。

舞台上のパフォーマンスを見ながら、

脇の映像にも気を取られるので、目がとても忙しい。

だって、江利チエミと高島忠夫の「マイ・フェア」とか、

資料でしか見たことがない映像だし。

大地真央の「エニシング・ゴーズ」とか、懐かしいし。

目の前で歌ってるキャストの、すごい若い姿だったりするし。

 

 

MCは井上芳雄。プロダクションA(14~17日)だ。

19日~22日がプロダクションB.で、MCは山崎育三郎。

23日~25日がプロダクションC.で、MCは再び井上芳雄。

朝夏まなと、瀬奈じゅん、田代万里生の3人は

全てのプロダクションに出演。

Aプロのこの日は、生田絵梨花、一路真輝、今井清隆、

和音美桜、加藤和樹、城田優、新妻聖子、

花總まり、古川雄大、森公美子。