シアタークリエが、ついにリアルで再開した。

 

 新作ミュージカルの無観客上演を、

配信でヴァーチャル開場してから9日目。

7月20日、「SHOW-ISM」で、観客ありの初日を開けた。

もちろん、検温、マスク着用、座席空けとコロナ対策態勢だ。

 

「SHOW-ISM」は、小林香が演出を手がけるシリーズ舞台。

過去8作あって、それぞれ趣向が異なる。

だから、一言ではちょっと説明しにくいけど、

まあ、大雑把にミュージカル・ショーというか。

 

 今回の公演は、変則ヴァージョンでコンサート形式。

7月25日までのAプロと28日~8月4日のBプロで

内容も出演者の一部も違っている。

 

 で、20日は過去作「DORAMATICA/ROMANTICA」の

出演者たちが歌う「ジョイフル、ジョイフル」で幕開け。

ベートベンの第九第四楽章・合唱「歓喜の歌」がベースの、あれね。

あ、出演者は、彩吹真央、井上芳雄、JKim、

知念里奈、新妻聖子の5人。

 

 後半1/3くらいは「マトリョーシカ」カンパニーが出演。

「マトリョーシカ」は、本来なら今回上演するはずだった

ミュージカルだ。でも、予定変更を余儀なくされ、

Aプロではサワリだけ、Bプロでは短縮版を上演する。

 

 こちらの主演は美弥るりか。

宝塚卒業から1年。やっぱり華やかだ。

他に、平方元基、夢咲ねね、樋口麻美、

今拓哉、保坂知尋、下村実生。

「マトリョーシカ」用のオリジナル3曲と、

ストーリー中の合唱曲として使われる「翼をください」。

 

「翼をください」はズルいよなあ。

ただでも、胸にぐっとくる歌なのに、

今この時期ナマで聞くと、なんか泣きそう。

 

 フィナーレは全員で「漕げよ、マイケル」の替え歌(?)。

♪幕を開けよう、ハレル~ヤ♪といった感じの。

最初も最後も、リアル再開の嬉しさを歌った舞台。

そうそう、同時配信もされているのだった。

これからしばらくは、リアル+配信の併行公演が続きそう。