ついに、というか、やっと、というか。

「ジャージー・ボーイズ・イン・コンサート」で帝劇が再開する。

一時は公演中止が発表されていたけれど、

状況をにらみ、さまざまな規制をかけての再開決断となったよう。

 

 ミュージカル版の「ジャージー・ボーイズ」公演じゃなくて、

コンサート・ヴァージョン公演だけれど、ただただ嬉しい。

まずは、帝劇が再開することにウキウキ。

ミュージカル・ファンにとっては帝劇は特別な劇場。

ここが開けば、ミュージカルが本格始動を始めた感じありあり。

 

そして、「ジャージー・ボーイズ」がどんな形であれ、復活したことにワクワク。

コンサート版は、2年前に東急シアターオーブで上演されて好評だったし。

やっぱり、ドラマを紡ぐフォー・シーズンズの曲が素敵、というのもある。

なにより、主演・中川晃教の、あの歌声の引力ときたら!

 

 しかも、今回はダブル・キャストが揃って出演するという。

つまり、あっきー演じるフランキー・ヴァリの他の3人の

フォー・シーズンズ・メンバーが2人ずついる、ということ。

本来は、チームWhiteとチームBlueのダブル・キャストで

一緒の舞台に立つはずがなかったキャストが、

同じ舞台に乗るなんて、なんという豪華さ!

 

 ついでにキャスト名を列記。

トミー・デヴィートは、藤岡正明と尾上右近。

ボブ・ゴーディオは、矢崎広と東啓介。

ニック・マッシは、spiと大山真志。

 

 演出は、シアター・クリエの初演来の藤田俊太郎。

稽古にも上演にもいろんな制約があるけれど、

きっとフレッシュななにかを仕込んできそう。 

 

 密を避けるため客席は半減。ああ、もったいない。

チケット難民が大勢出るに決まっているけど、

ライヴ配信される可能性もあるかも、というのが、せめてもの慰めかな。