まさに降臨!って感じ。

スター・オーラ全開。でもって、女優魂炸裂のディープな演技も。

そんなナタリー・ポートマン主演の「ポップスター」がやっとお目見え。

6月5日に公開決定。

久々開場の映画館を飾るにふさわしい鮮烈な作品だ。

 

 Motion Picture ©2018 Vox Lux Film Holdings, LLC. All Rights Reserved

 

 物語の幕開けは2000年のアメリカ。 

14歳のセレステ(ラフィー・キャシディ)は、

同級生の銃乱射事件に巻き込まれ、生き延びた

犠牲者のために、姉エリー(ステイシー・マーティン)と作った

追悼の歌が全米で大ヒット。

辣腕マネージャー(ジュード・ロー)と契約したセレステは、

人気ポップスターの道を突き進む。

 

 17年後。セレステ(ナタリー・ポートマン)は、頂点を極めたものの、

すでに下り坂でスキャンダルとアルコールにまみれている。

再起をかけたツアーの直前、ニュースをにぎわす事件にトラウマが蘇る。

さらに、隠してきた秘密やトラブルが心を乱す。

それらを振り払うように、セレステはステージに立つのだったが…。、

 

Motion Picture ©2018 Vox Lux Film Holdings, LLC. All Rights Reserved

 

 とにかく、ナタリー・ポートマンがすごい!

ゴージャスな総タイツ姿で歌い、踊るシーンは圧巻。

もちろん、いちばんの見ものだ。

彼女が歌う全曲は、覆面アーティストSiaの提供だ。

コンサートでのダンス振付は『ブラック・スワン』に出演、

振付を手がけ、後にポートマンの夫となったバンジャマン・ミルピエ。

 

なにがあっても、ここで生きて輝いていく。

そんなヒロインの姿が女優・ポートマンとも重なる。

「レオン」(96)から四半世紀、次々にチャレンジしながら

トップを走って来た女優だものねー。

 

ついでに、思った。

ここで生きるって、たぶん、コロナ後に私たちが

共有している覚悟でもあるなあ、と。

なんか、後で効いてくる映画でもあった。
 

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TOHOシネマズ日比谷ほか全国順次公開