あ、宝塚GRAPHだぁ!

 

 郵便受けの中で存在感を放つ白い大型封筒を見つけ、嬉しくなった。

この大変ななかで、6月号もちゃんと出たんだなあ、と、

なんだか感慨さえ覚えてしまう。

 

 大げさみたいだけど、今の状況で映画や演劇関係の定期刊行物を、

ちゃんと定期に出すのは、本当に大変なのだ。

数日前に届いたキネマ旬報も、白地に文字だけの表紙だった。

いつもなら公開作に合わせた俳優や監督の写真が載っているのに。

 

 それどころか、休刊になった雑誌もあれば、

新作映画や舞台の情報をなくしたりする雑誌もあるくらいだ。

だから、公演もお稽古もストップしている宝塚の刊行物が

普段より数倍も貴重に思えてしまう。

 

 表紙は、星組トップの礼真琴。

そういえば、星組の「眩燿の谷~舞い降りた新星~」は

宝塚大劇場公演でコロナ・ストップしたまま、東京には来てないのだった。

次の、花組公演「はいからさんが通る」は

宝塚大劇場でも幕を開けられないまま、今に至っている。

 

 楽観的に見ても、宝塚が公演再開できるのは7月にはなるだろう。

とすると、初舞台生が出る予定だった月組の「ピガール狂騒曲」と

「WELCOME・TO・TAKARADUKA」が、繰り上げられるのだろうか。

などなど、あれこれ憶測してしまう。

どの組になるにせよ、早く再開してほしいものだ。

 

 ところで、グラフの中身、やっぱり、いつもとは思い切り違ってた。

いろんな意味でスペシャル。