がっくりしている。

昨日(15日)に、東宝と劇団四季が新たな公演中止を発表したから。

今度は「ジャージー・ボーイズ」「四月は君の嘘」、

ミュージカルじゃないけど鈴木拡樹主演が楽しみだった「アルキメデスの大戦」・・・。

ああ、楽しみがまた消えていく…。

 

 ほんっと、今年はミュージカル大豊作の年だったのだ。

わたし史上、いや、日本のミュージカル史上、こんなに話題の新作が

目白押しだったことはないんじゃないかなあ。

 

 だって、この前も書いた「VIOLET」(4月)をはじめ、

「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」(4月)

「チェーザレ」(4月)、「ニュージーズ」(5月)「ヘアスプレー」(6月)など、

豪華ラインナップだったのだ。

 

「ジョセフ…」なんて、藪宏太、絶対に似合ったと思うよ。

「チェーザレ」、明治座のオケボックスお披露目になったはずだよ。

これに主演だった中川晃教は、「ジャージー…」もなくなった。

 

 小池修一郎の訳・訳詞・演出、京本大我主演の「ニュージーズ」なんて、

すっごくいい作品なのに。

ディズニーの同名映画(92)を舞台化したもので、

ニュージャージーのペイパーミル・プレイハウス(11年初演)から

ブロードウェイに上がってきた(12年)だけに完成度も高いし。

19世紀末のニューヨークで新聞売り少年たちが、新聞社オーナーを相手に

ストライキを打つ、という痛快な話で、アラン・メンケンの音楽が楽しいし。

 

 ミュージカル映画の「ニュージーズは、実は日本未公開。

ディズニーは、その前年に「美女と野獣」で大ヒットを飛ばしているのにね。

「ニュージ-ズ」は実写だし、実際の事件を題材にした話だから、

地味だと見送られちゃったのだろうか。

ま、いまはDVDで見られから、いいけど。

 

「ヘアスプレー」は、めちゃくちゃ楽しみにしていた。

渡辺直美、待望のミュージカル主演だったんだもの。

彼女が歌う♪グッド・モーニン・バルティモ~ァ♪が、

アタマの中で勝手に流れてしまってるくらい、楽しみだった。

 

 あ、なんかウラミ節のオン・パレードになってしまった。

すみません(汗)

せめて、CDかDVDかネット配信のミュージカルで免疫力を上げましょう。

どれにしようか…やっぱ、「ヘアスプレー」かな~。

元気になれるものね。