シュルプ 슈룹
〈トラブルメーカーの息子たちと、王座を狙うライバルの策略。さまざまな問題に振り回されながら、王室教育戦争に飛び込む王妃の波瀾万丈の宮中奮闘記〉
※お借りしました
王(チェウォニョン)には王妃イムファリョン(キムヘス)の他に揀擇で選ばれた側室が4人、王の寵愛を受けて側室になった尚宮が4人いて、皇子は実に12人。王妃の子達は長男を除いて皆トラブルメーカーで、
さまざまな問題から息子たちをまもるために
時にはズンズン早足で、時にはバタバタ全力疾走で
韓服の裾を翻しながらどこへでも飛んで行く王妃
ところがある日世子が病に倒れ、
帰らぬ人となってしまう。
次の世子の座を掛けて11人の皇子たちの奮闘が始まる。
皇子たちの..というよりは、我が子を世子の地位に据えたい母親たちの争い。
王妃(キムヘス)をよく思わない大妃(キムヘスク)
嫁姑の二人の対峙は迫力がありました。
正当な世継ぎは我が子であると
問題児の大君たちの教育に自ら力を注ぐ王妃。
単なる権力争いのお話ではなく、
子供の病気、LGBTQ+、母子の愛、成長、
陰謀、策略、執着...
現代版“SKYキャッスル”と言われていますが、
今も昔も通じるものがありますよね。
時代背景こそ朝鮮時代ですが、
お話の内容は現代でもあるのです。
何しろキムヘスの迫力たるや!
眉芸もぽってり唇も含めて全部大好き♡
完全に悪役。
自分が思い通りにできる皇子を世子に立てたいとあれやこれやと悪巧み。
我が子(王)に対する愛なのか、権力への執着なのか...
この方も心の底では愛されたかったのですね。
満たされない心が悪い方へ悪い方へと向かってしまったようです。
性格の悪さが顔に出ちゃってます(役でね)。
けど可哀想だったよね。
“あなたを注文します”の時は多少の嫉妬心から好ましく思ってなかったけど、今回は目上の人に対するまったりと甘えた喋り方が嫌でした。
とはいえ、ドラマには必要な憎めないキャラ。
王妃が信頼するシン尚宮(パクジュンミョン)左とオ尚宮(ユヨン)右
ユヨンはヤンギョンウォンと舞台共演あります♡“ヴィンチェンツォ”や“ウヨンウ...”にも出てましたよ
キムスンスの登場は嬉しかったなぁ。
“朱蒙”テソは嫌な奴だったけど、今は結構好きな俳優さんです
史劇常連のクォンヘヒョ
特別出演でピ
馴染みのない俳優さんは、
つい誰かに似て見えてしまって、
王妃長男(ペイニョク)が〇〇に見えたり
ソンナム大君を慕うユンチョンハ(オイェジュ)は若い頃の〇〇。
まだ22歳だから、ハマるとかじゃないけど
数年すれば色気も加わってもっと素敵になるんじゃないかな。
今後の活躍に注目しましょう。
かつて、自分を犠牲にしてもあらゆる不幸から子を守る為に差し掛けた傘が、
今は成長した子が母を守るように傘を傾ける
いや〜、胸熱でした。
誰かを守りたい気持ちを「傘」に例えることはあるけど、このドラマにもピッタリの例えですよね。
トラベルメーカーだった息子たちが成長し、
それぞれの道を見つけて歩んでいく姿は
頼もしくもあり、
母としては少し寂しくもありますね。
大妃、王妃、ファン貴人、その他側室たちの
方法は違えど、子を想う母の愛がさまざまな形で描かれているドラマでした。
最後まで納得できる展開で、スッキリ。
これはお薦めできるドラマです!
今年一番のドラマかもしれません。
ってことで、
キムヘスの“チャンヒビン” をもう一度見たくなってきたwww