現代でも月見商戦は活発で、月見バーガー他目玉焼きのアレンジで賑わっています。さて、江戸でもこの十五夜の月をめでるべく、各家庭では絵のようなススキや子芋(きぬかつぎ)、お団子、枝豆などをお供えして子供たちと共に月夜を楽しみました。

 

問い)ここで問題です。当時は各家庭でこぞって準備をしていましたから、物売りたちはこの数日前から、 あるものを売りに来ました。

月見にちなむ商品はなんでしょうか?   ①栗  ⓶団子 ③すすき

       

 

答え)⓷すすき でした。 団子は各家庭で母親が手作りをします。ちなみに江戸の物売りは”季節の商品”を売りに来ました。春なら桜草、夏なら道端に”スイカ売り” が来ました。        絵)菊地

        

     江戸の衣装と暮らし研究家   文と絵  菊地ひと美

 絵) 日本橋再開発に起用された絵は、江戸東京博物館前の外通路に拡大版で展示中。

   国立劇場の「伝統芸能絵巻」制作。   NHK大河『晴天を衝け』 の8話結婚の時代考証

 著書)「江戸の衣装と暮らし解剖図鑑」(エクスナレッジ)。「江戸で部屋さがし」(講談社)重版