術後1ヶ月検診での最終病理組織診断より、
『子宮体癌 1B期 類内膜癌 G1』という結果に。

1B期は、筋層浸潤が1/2以上ということになる。
その数値、12mm/17mm
何とか5mmが食い止めていたのだ😮‍💨

1B期は再発リスク評価が中リスク群に分類され、再発予防策として追加治療が推奨されている。
M先生からも3つの提案を示され、その中で放射線治療を勧められた。母とも相談しなければならなかったので、即答はできず数日間猶予をいただく。

M先生から外来で放射線治療に関しての簡単な説明はあったが、帰宅してからもっと詳しく調べてみた。

子宮体がん治療ガイドラインの掲載を引用すると、
「放射線治療は、全身状態を考慮しながら何らかの理由で手術ができなかった場合と、手術後の再発予防のための選択肢の1つとして考慮される場合」があり、妹の場合は後者である。
日本では癌の手術時にリンパ節の処理がきちんと行われていることが多く、骨盤内の再発が少ないそうで、術後の追加治療は化学療法が主流で、放射線治療はあくまでも選択肢の1つという位置づけとのこと。
妹は、SNNS(センチネルリンパ節ナビゲーション手術)により、リンパ節郭清を省略しているので、おそらくM先生は骨盤周辺の再発防止を優先するというお考えからこちらを勧められたのであろうと推測した。
確かに化学療法ほどの苦痛はないにしても、ある程度の副作用はやはりつきもので、挙げられている主な副作用は、倦怠感、食欲不振、吐き気など「船酔い」のような症状があらわれる放射線宿酔、外部照射の影響で炎症を起こす皮膚炎、その他には下痢白血球数の減少と意外と多い。どちらにしても苦痛が伴うことに変わりはないようだ…😓

放射線療法には、体の外から当てる外部照射と、専用の器具を膣から挿入し、体の中から当てる膣内照射があり、大抵はこれらを併用するそうで、妹もその予定になっていたよう。
外部照射は、週5回(5日続けて2日休む)ペースで、25~30回行うとのこと。1回の治療時間は10~20分。
膣内照射は、週1回、合計3~5回行い、やはり1回の照射時間は10~20分だそうだ。
通院でも可能だが、我が家は遠方なのでM先生から入院を勧められた。計5,6週を要するため、年内の退院を目標に放射線科を受診後すぐにでも開始したいとのことだった。
ゆっくり考えている余裕はない😣💦

以上を踏まえて母と妹と話し合い、妹の希望を尊重した結果、経過観察をお願いし、次の週の放射線科受診をキャンセルして貰った。
妹の言い分は、1ヶ月以上も面会もできない状態で入院をしたくない‼️だった。
母は「治療後、数ヶ月経ってからあらわれる後遺症」のことをより心配していて、どうやら母も放射線療法について色々調べたようで、治療が終わって長く経ってからあらわれる症状が少なくないこと。
挙げられている例が、

※膀胱炎・排便の異状
※膣の萎縮
※卵巣機能の消失

その場で安易に承諾をせず、猶予を貰って良かったと心から思った次第です。

現在、妹は私と共に3ヶ月毎に経過観察に通っており、再発もなく順調で、先月無事に術後1年3ヶ月検診を終えました。