難関校で立体図形の問題は必ず出て攻略が難しい問題が多いと思います。
息子も苦労していますが、まだやっていくうちに回答ができるようになってきています。
私の仮説ですが、学習能力の全体に影響するものとして立体空間に対しての認知力が大きく左右していると思っています。
立体空間認知力は、視覚情報を正しく認識し、脳内で立体的にイメージする力です。
この力が無ければ、特に難関校の立体図形の問題は解けないと思います。足し算引き算よりもまずイメージする力が重要と考えます。
日常のさまざまな場面で意識的にこの力を使い、継続的なトレーニングを積むことが大切だと言えます。
特に発達段階にある子供たちには、遊びの中で自然に立体感覚を身につけられる環境が後の創造力や立体空間把握能力を養うことで結果的に算数での立体の回答に役立つと考えます。
立体空間認知力を高めるためには、以下のようなトレーニングや日常の工夫が効果的だと考えます。
以下はそのトレーニングのアイデアです。
1. 立体パズルやブロック遊び
立体パズルを組み立てたり、ブロックで建物などを作ったりすることで、立体の形状や構造を理解する力が養われます。
子供の頃からブロック遊びに親しむことで、空間認知能力の基礎が身につきます。
LEGOやマインクラフトは良いと思います。
2. 折り紙や工作
平面の紙を折ったり切ったりして立体的な作品を作ることで、2次元から3次元をイメージする力が鍛えられます。
折り紙の展開図を見て完成形を想像したり、設計図通りに工作したりする経験が大切です。
3. スポーツ・球技
ボールの軌道を予測してキャッチしたり、コートの中で味方や相手の位置を把握したりするのに、立体空間認知力が必要です。
サッカー・野球やテニス、バスケットボールなどの球技は良いと思います。
4. 迷路や3Dパズルゲーム
迷路を攻略したり、3Dパズルを解いたりするゲームで遊ぶなど。
パズルは算数に近い脳の使い方をするらしいです。
5. 図形問題や設計図の学習・地図を見る
算数や数学の図形問題に取り組んだり、設計図や見取り図を読み解いたりすることで、図形的な思考力や空間把握力が養われます。日常生活の中でも地図を読んだり、家具の配置を考えたり旅行等も良いと思います。
6. 描画やスケッチ
物を観察してスケッチしたり、頭の中のイメージを絵に描いたりする練習は、目と手の協応性を高め、立体感覚を養います。
絵画教室などで基礎的なデッサンの指導を受けるのも有効だと思います。
7. ビジョントレーニング
眼球運動や焦点調節、両眼の連携などを鍛えるビジョントレーニングを行うことで、立体視力や空間認知力の向上が期待できます。
専門のビジョントレーニング機器を使ったり、自宅でできる簡単な眼球運動練習を取り入れたりするとよいでしょう。
これは娘・息子で時々やっています。
むやみに小さいうちから数字だけのトレーニングや勉強をやっても空間認知力がトレーニングできていなければ学習全般で伸び悩むと思うので日常的に図形や奥行を把握する必要のある運動等をやっていく必要があると思います。