プロジェクトセカイのエリア会話メモ。
誰もいないセカイ。
完全版ではない。
ネタバレ注意!!
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初期メンバー:ミク、奏、まふゆ、瑞希、絵名
新メンバー登場順:リン、メイコ、ルカ
目次
・ミクその1~2
・ミクと瑞希と奏
・ミクとまふゆと奏
・リンその1~2
・リンと奏その1
・リンと瑞希その1
・ミクとリンその1
・ミクとルカその1
・まふゆとリンその1
・絵名とリンその1
・まふゆとリンその1
・MEIKOとルカその1
・リンとMEIKOとミクその1
・ルカその1
*
・ミク その1
ミク
「……………………」
ミク
「……………………」
ミク
「……ひま」
・ミク その2
ミク
「……まふゆ、最初とすごく変わった。
だからここは、もう誰もいないセカイじゃない」
ミク
「でも……どんな風になっても、ここはまふゆの想いのセカイ。
わたしは、このセカイのミク」
ミク
「これからも、ずっと_―--」
・ミクと瑞希と奏
瑞希
「ここって、いつ来てもちょっと暗いね」
ミク
「……怖い?」
瑞希
「そんなことないよ。
ただ本当に暗いなあって思っただけ」
ミク
「良かった……」
奏
「そんなに暗いかな」
奏
「部屋で作業してる時の明るさと変わらない……。
ううん、こっちのほうがむしろ明るいかも」
瑞希
「どれだけ暗い部屋で作業してるのさぁ」
瑞希
「もう、目が悪くなっちゃうから
部屋は少しでも明るくした方がいいよ?」
・ミクとまふゆと奏
ミク
「……これが、アクアリウム?」
まふゆ
「うん。私の部屋にある物よりは、かなり小さいけど」
奏
「こんな手のひらサイズの物のあるんだ。
でも砂利や水草も入ってて本格的だね」
ミク
「…………」
まふゆ
「……ミク?」
ミク
「……水草、ゆらゆらしてておもしろい」
まふゆ
「……そうなんだ」
ミク
「…………」
奏
「すっかり夢中だね」
まふゆ
「……そうだね」
・リン その1
リン
「_♪ _♪」
リン
「あ……この辺り、ちょっと歌の響きかたが違う」
リン
「他の場所でも違うのかな?
いい響きになるところ、探してみようかな」
・リンその2
リン
「ここ、本当にミク以外誰もいないし、何もない……」
リン
「でも……今はわたしがいる」
リン
「これから、またちょっとずつ変わっていくのかな」
・リンと奏その1
奏
「リンは、このセカイのことどう思う?」
リン
「……別にどうも思わないよ」
奏
「じゃあ、まふゆのことは?」
リン
「ときどき苦しそう。でも……」
リン
「奏達に見つけてもらう前の苦しさとはちょっと違うみたい。
きっと、探してるんだと思う。失くしちゃったものを」
リン
「だから、これからも一緒に探してあげて」
奏
「うん、そうする。
ありがとう、リン」
・リンと瑞希その1
リン
「どうしたの、瑞希。
人の顔見てニコニコして……」
瑞希
「リンが来てくれて、ホントよかったなーって思ってさ」
瑞希
「ボク達たまにしかここに来られないから、
その間ミクひとりぼっちだったけど。
もうその心配いらないでしょ?」
リン
「……ふうん、そっか。」
リン
「(そうやってみんなが気にかけてたなら、
ミク、そんなに寂しくなかったんじゃないかな)」
・ミクとリンその1
ミク
「…………」
リン
「……ミク、どうしたの? なんだか、嬉しそうだけど」
ミク
「なんでもない、ただ……。
隣に誰かがいるの、いいな」
リン
「そう……。うん……そうだね」
・ミクとルカその1
ミク
「あ……ルカ。ちょうどよかった……」
ミク
「まふゆが、お菓子を持ってきてくれた。
一緒に食べる?」
ルカ
「あの子が、お菓子を?
何かあったの?」
ミク
「ううん。味がしなくて、食べてもムダだからって、
たまに持ってきてくれる」
ルカ
「そういうこと……。
じゃあせっかくだし、いただこうかしら」
・まふゆとリンその1
まふゆ
「…………」
リン
「__♪ __♪」
まふゆ
「…………」
リン
「__♪ __…………」
まふゆ
「……もう、歌わないの?」
リン
「もっと、歌ってほしい?」
まふゆ
「……そんな気がする」
リン
「じゃあ、もう少しだけ歌ってあげる」
・絵名とリンその1
絵名
「はぁ……」
リン
「絵名? 顔、暗いね」
絵名
「久しぶりにエゴサしちゃったら、ちょっとね……。
って、エゴサなんて言ってもわかんないか」
リン
「…………」
リン
「__♪ __♪」
絵名
「リン……? もしかして、慰めてくれてる?」
リン
「別に。わたしが歌いたいから、歌うだけ。
__♪ __♪」
絵名
「……じゃあ私も、聴きたいから勝手に聴いてることにするね」
・まふゆとリンその1
リン
「__♪ __♪」
まふゆ
「……リン。なんの曲を歌ってるの?」
リン
「……このあいだ、瑞希がここで歌ってた曲。
なんとかレンジャーの歌なんだって」
まふゆ
「そうなんだ。
……リンは、その歌が好きなの?」
リン
「ううん、普通」
リン
「でも、瑞希はこれを聴くと元気になるらしいから、
たまに歌うことにした」
まふゆ
「そっか」
・MEIKOとルカその1
ルカ
「メイコ、ちょっと手を借りてもいいかしら」
MEIKO
「いいけど何を……
……いえ、言わなくてもいいわ」
MEIKO
「そのおかしなくらい両手に絡まってるあやとりの紐を
ほどけばいいのね」
ルカ
「ええ。……おかしいわ、私はただ『東京タワー』っていうのを
作りたかっただけなのに……」
ルカ
「途中で失敗したって気づいた時に、
なんとか持ち直そうとあれこれしたからかしら?」
MEIKO
「……はい、これで右手は抜けるんじゃない?」
ルカ
「あ……ふふ、ありがとうメイコ、助かったわ。
お礼に『東京タワー』が作れるようになったら
最初に見てちょうだいね」
MEIKO
「いいって言っても見せに来るんでしょ?
好きにしてちょうだい」
ルカ
「ええ、そうするわ。ふふっ」
・リンとMEIKOとミクその1
リン
「……ここ、相変わらず静かだね」
MEIKO
「いいことじゃない。
考えごとがはかどるわ」
リン
「メイコはね……」
ミク
「……リン。絵名達が来なくて、寂しい?」
リン
「…………」
リン
「別に」
ミク・MEIKO
「(寂しいんだね)」
・ルカその1
ルカ
「ここには、何もない……。
けれど、私達がいる」
ルカ
「少しずつだけれど、セカイが……あの子が、
変化を受け入れてるということかしら」
ルカ
「ここはこれからどうなっていくのかしらね?
楽しみだわ」
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