年明け早々身内のことがありSNSはお休みしていました。この歳になってくると毎年のように色々ありますが、次はそろそろ自分かも知れませんし、まずは生きていることに感謝したいと思います。


さて、2024年の愛馬の走り、ここまで6戦、早速一つ目の勝利をスマラグドスが獲得してくれました。関係者の皆さんおめでとうございます&ありがとうございました!


でも、何か心は晴れ晴れとはしない。やはり全てが期待通りとはならなかったことが大きいのかなと思っています(そもそもそんなことは滅多にないですが)。まずは全馬お疲れさまでした。


一戦ずつ振り返ってみます。


・ファビュラスロード 3歳未勝利 10着

初ダートの一戦、前半の追走は良かったと思いますが、着順着差ともに文字情報だけを見てしまうとそれまでの芝2戦含めて勝ち上がりまで結構遠いなという印象が残りました。


血統面からも一つは勝ってくれるだろうと思って出資した馬ですし、募集価格を考えたらそれ以上走ってもらいたいのは正直なところ。間隔を空けてなんとかもう一段の成長を見せての勝ち上がりを願いたいところです。


・ローズボウル 招福S 3着

昇級初戦、勝利まであと一歩という素晴らしい走りを見せてくれました。前走に続きこれ以上ない騎乗を石川JKがしてくれましたね。


庭と思われていた府中のあのコースよりも、中山のこのくらいの距離に適性がある。ズブい馬なので直線が長い方がよいと思っていたけれど、いやいや坂のある、かつ時計のかかるコースで他馬が苦しいところでジリっとした脚を使う形の方が向いている。いつの間にかシフトチェンジした印象もあり、それはローズボウルの表情や走法の変化、これが成長というものなのかもと思ったり。


成長と言えば、若い頃はスクミという言葉を何度も目にしました。あのウイルス騒動の中での「10万円」があったからこの馬に出資をしたのか、それはご想像にお任せしますが、当時を思い返すとここまで数を重ねても大きな怪我なく頑張ってくれている姿をあの時点で想像するのは容易ではなかったです。もちろん嬉しい誤算です。


連戦が続き、心身ともに踏ん張りどころだと思いますが、今週末はオープン入りをかけて、いや、かけるのではなく実現してくれたらと思っています。


・スマラグドス 五条坂特別 優勝!

今年の愛馬初勝利はスマラグドスが決めてくれました! 改めて関係者の皆さんおめでとうございます&ありがとうございました!


昇級戦の前走はスムーズに行かないところもありましたが、逆にスムーズならば人気馬にも負けない力はあると思っていましたので、無事にそうなってくれてホッとしています。


道中、スマラグドスの精神面を考えると外から何度か来られた時にできればもっと早く動いていってほしい、そんな風に見ていました。でもそれは単なる素人の視点でしたね。田口JKが促しつつもあまり前を追いかけすぎない、むしろワンテンポ、ツーテンポ追い出しを待ったからこその勝利ではないでしょうか。


3勝クラスに上がってどうか。やはりスムーズならばという条件は常に付き纏うものかも知れませんが、2勝目を決めた昨年のレースほどのレベルには回転の速いピッチは見られませんでした。そう思うとまだギアを上げることができるとも言えますね。背が少し伸びたようで(まだ低いけど)、トビもより大きく使えるようになりました。それならば上のクラスでも十分に勝ち負けになるんじゃないかと見ています。


今回の走りからもスマラグドスの適性が見えてきました。新馬こそ中山で勝利をしてくれましたけど、アクシデントのあった阪神含めてそれ以外のコース、つまり急坂でないコースで長く速い脚を使う形が理想なのかもなと思っています。


少し休んで春の復帰となりそうですが、いきなりからスマラグドスらしさ全開で頑張ってもらいましょう。


・アレグロモデラート 愛知杯 4着

見せ場たっぷりの格上挑戦、楽しませてもらいました。欲を言えばキリはありませんが、もう少し流れが落ち着いたら粘りも違ったのかもとも思うのは、それだけのポテンシャルがある馬だからこその気持ちなのかも知れません。


これだけ走れたのであれば自己条件でも十分に勝負になるはずですし、もちろんその先再度重賞チャレンジの機会も出てくると思います。お姉ちゃんの頑張りは弟たち、脚元との戦いが続く妹にとってもプラスになるはず。次は勝利のシーンを見たいものです。


・ラスハンメル 1勝C 11着

6頭の中で最も期待を寄せたレースの着順が最も悪い。競馬なんてこんなものとは言いたくもあり、でもそれは言い訳に聞こえてしまう。冒頭に「晴れ晴れとはしない」と記したのはまさにこの一戦が影響しているほかありません。


一言で言えばダート適性が無かった。それに尽きます。他の5頭のグリーンの馬はともかくキャロット馬は入厩制限のこともあって一戦一戦がより大事になる中での大敗は残念です。ただ、走ってみないと分からないこともありますし、私自身も追い切りの感じからは問題なくこなしてくれる、なんなら勝ち方がどうかまで思っていたので(笑)。


逆にこの一戦で再度芝路線を進んでくれる形となれば、1つ2つと年内の勝利を重ねてくれるかなと期待は持っていたいと思います。


・ハーツコンチェルト 日経新春杯 4着

この中間の状態、陣営のコメントからしても微妙なものがありましたが、実際の追い切りの動きを見て明らかに昨春とは別馬のように見え、関係者やお仲間の皆さんには申し訳ないですが正直言えば勝つシーンの想像が全くできませんでした。かといって他馬の馬券を買うのは違うと思っていたので6レース中最も少額だけ買って。


もちろん脚元の状態も関係しているんだと思いますが、早くから完成度高く走れていて成長の過程で一度沈む時間もあるかなと思っていたので、今回の結果自体は悲観するものでは無かったです。一度沈んだ時間から再成長を見せてくれるのがハーツクライ産駒でもあるので。ただし、この馬にかけていたとんでもない高い期待、それはさすがに昨秋からの3戦を見て一旦は忘れるべきかなと、この点は愛馬と言え少し厳しく見たい。


そして、もし言われているような気持ちの問題だとすると…、むしろ馬体的には良くなってきている中でのそれであるとすると…。私にはとある愛馬の晩年が思い起こされ、先々の見通しを明るくとは思いにくくもあります。


一方、見方を変えれば「条件馬がG2で強気のレースで一度は先頭に躍り出た」というのも事実。松山JKも狙った乗り方をしてくれたと思います。こう記すと前向きになることもできますね。


連闘でハンデ戦に登録されていますが、おそらく今後のハンデ戦のための確認でしょう。今春までは高レーティングを活かして国内外のビッグレースを目指してほしいと思っていましたが、3勝クラスのハンデを見に行った時点でそれはなさそう。自己条件から一つずつのステップを無事に進んでいってほしいと願います。



と、6戦を振り返ってみました。それぞれほぼ理想通りと言える展開での走りだったのでその点での満足度は高いものがあります。もう一つ二つ上の結果が付いてきたら期待通りとは思いますが…。


個人的には心身の状態があまり優れない中で仕事に集中する期間を間もなく迎えそうですが、今週末はアルマドラードとローズボウル、来週はキングサーガ、トラジェクトワール、リリーブライトと愛馬の出走が続きます。なかでも今月最も楽しみにしていたセントポーリア賞だけは時間作って応援に行きたいなと。


まだ2週経過しただけ、まずは全馬無事に、そしてスマラグドスに続く昇級馬が1頭でも多く出ることを願っています!