先月まで2勝も今月は2勝することが出来ました。今月という意味ではまだ月末のジェムフェザーの走りに期待がありますが、先月までと同じ勝利数を一ヶ月で積めたとはいえ、期待とはほど遠い、なんとも言えない9月となりました…。


中でもそれぞれトライアルに臨んだラヴェルとハーツコンチェルトが人気を裏切る形になったのが大きく、特に後者についてはなんともやり切れない気持ちが強くあります。


今日はブログを記すつもりはありませんでしたが、ワンカップ酒&おでん出汁の勢いも借りて記してみましょう(笑)。



私は普段、レース選択やレースでの騎乗内容について強く不満を感じたり表に出すことはほぼありません。というのもプロの人たちが最良と判断した選択、生き物相手の生きたレースの中での判断はそう簡単に批判すべきものではないと思っているからです。


ただ、今日の神戸新聞杯、ハーツコンチェルトのそれは悔しいという気持ちにはならずただただ残念でした。


これまで、デビュー戦以外では勝てていない馬です、菊花賞に向けて賞金加算、最低でも優先出走権を取ることは必須でした。


ただ、結果は5着。タイム差0.1秒とはいえ5着は5着です。それは前走の東京優駿でも同じ、タイム差なしの3着は凄いことであっても勝負に負けたという事実は何ら変わりません。


ハーツコンチェルトのこれまでの走り、それぞれのレースで複数回VTRを確認はしていますが、ビュッと一瞬で切れる脚はなく、高い心肺機能を活かして長く脚を使えるタイプ、そのことは別に何度も見なくても理解できることと思います。


今日のレースでは大外枠から前半のポジション取りとしては悪くなかったと思います、やや折り合いに不安を見せていたようにも見えましたから。


ただ、勝つには動いていかないといけません。そういう馬だからです。最後まで脚を使えるけどその脚は他の馬から抜けて速いものではない、むしろ加速に時間のかかるクッパやドンキーコングみたいなタイプの馬ですからね。


その特性を理解されているからこそもっと早く踏んでほしかった、せめて800mのところではそれを意識して欲しかった、勝ちに行くならばそれが必要だと思いましたから、私は今日は4角手前で勝利は諦めました。出資者として申し訳ないですが。



クラブのコメント更新がありました。


「菊に向けて一番良い競馬をした」

「届くと思っていた」


予想通りのものでした。確かにそうなのかも知れませんが、結果的に勝てていないことも事実。本当に強い馬ならば6回も連続で負けていてはいけないですし、「一番強い競馬をした」という話は一度は良くても何度もだとするとそれを引き出せていない、あるいはそもそも馬自身に何か足らないところがある。そう考えないといけないですからね。


競馬は馬券があって成り立つ、この一口馬主という趣味もまさに馬券があってのもの。ハーツコンチェルト自身のこの夏の過程から、菊花賞どころかここに間に合ったことすら奇跡、今回は無事に回ってきてくれればくらいに思っていたので、今日は馬券はほとんど買わなかったのですが人気を背負ったということはそれだけ期待値が高かった訳ですから、やはり結果を出さないことには何かしらの変化が必要なんじゃないかとも思います。


公式には抽選でも菊花賞という路線のようですけど、個人的にはレーティングでギリギリJCに届きそうなので、相手云々よりも自分の力を出し切れる条件の方が面白いかなとは思っています。そこで結果が出なければ来年自己条件から頑張ってくれればと思うので。


次こそは「一番強い競馬」というワードは不要ですから「一番を取る競馬」をしてほしい、そのことだけを強く願っています。


今月走った愛馬たち(まだ予定はあるけど)お疲れさま!