キャロットクラブの2022年産愛馬、今年は3頭とご縁がありました。ちょうど今日の更新までで3頭共に移動完了の報告があり、ここから来年のデビューに向けて本格的な育成のスタートです。毎年思うことは同じですが、無事に進むことを願うのみ。


さて、ラスト3頭目はこの馬です。


37 ピンクアリエスの22

父 アルアイン

母 ピンクアリエス

(BMS キングカメハメハ)

牝 美浦・中川

募集総額2,400万円

(一口60,000円×5口)




母の仔は若い頃の産駒には手を出さず、ブラックアリエス、ローゼシュティア、ラスハンメルから愛馬として出資しています。その中でラスハンメルのみが中央での勝ち上がり、募集時の期待ほどにはまだ遠い相性ではあります。

そして今年はアルアイン産駒。シルバーステート産駒のラスハンメルは最優先抽選だったはずですが、この仔は全くの無風状態。もしかすると「一次募集では満口にならないのかも」なんて思った時間もありました。

募集馬カタログ、動画でも兄姉ほどには印象に残ることはなかったのも正直なところで、やや左前中心に脚付きにも不安がある。でも、「ディープ系種牡馬との相性、皮膚感の良さは大きな加点ポイント」です。

口数については無理に5口行くものでもないかなくらいに考えていたものの、ツアーでは別馬かと思えるくらいの成長、30kg近く増えていましたからね。例年遅生まれな母の産駒ですが、空胎明けで1月に誕生した本馬はここで一気に成長を見せました。たぶん今年の募集馬での一番の変わり身と言っても大袈裟ではないんじゃないかと思います。

喧嘩好きなようで、身体には傷がいくつかありましたが、懸念していた左前の違和感は大丈夫と判断、触れた皮膚感、弾むような筋肉を持っていること、さらに中川先生も成長した姿からかなり期待をかけていたという話も聞きました。

ここまでの変化を見せてくれたのであれば満口にならない可能性も見て6口で申し込んでみました。結果的には満口でしたね。

そういえばピンクアリエスの仔は毎年のカタログコメントで「お買い得」的なことを書かれ続けてきました。今年はそういうコメントが記されなくなったのに、担当の方は「ここまで成長するなら値付けが…」と話していましたし、どこまで行ってもこの血統はその話が続くのかも知れません(笑)。

兄も春は皐月賞まで駒を進め、2勝目も見えてきました。この馬は兄姉より早く産まれたメリットを活かして少しでも早くから活躍してくれることを願ってます!


「近年、ファミリーからはタマノブリュネット、テーオーケインズとダートの重賞勝ち馬が出ていますが、JRAで勝ち上がった兄姉達は芝1600~2000mで、計6勝を挙げています。さらに、はとこで同じ母の父キングカメハメハのマテンロウオリオンも芝マイルを中心に活躍しています。母のキングカメハメハ×ストームキャット配合はロードカナロアと同じで、この配合の繁殖牝馬からはマイル重賞2勝のイルーシヴパンサーが登場。本馬と同様のディープインパクト系からも芝マイルのオープンで活躍中のアナゴサンがおり、芝のマイラーに出る可能性が高そうです。」


2022年産キャロットクラブ愛馬


✳︎写真、一部内容はキャロットクラブより転載の許可をいただいています。