ラディアンシア(ラドラーダの20)、とても残念ですが一度もその走りを見ることなく引退となりました。

出資時に記していた通り、当時でたぶん日本で3番目くらいにこの馬のことを記していて、その後ブログ更新頻度も落ちていたのでもしかすると4位に後退していた可能性もありますが、少なくとも私の中ではこれまで出資してきた愛馬の中で最も想いを寄せていたのは本当ですし、スマホの待ち受けもラディアンシアの当歳時の写真のままの時間が3年ほど続いていたくらいで。(まだそのままにしていますが…)

体質の弱さ、その後の大きなアクシデント、さすがにある程度はこういう形も想定していたものの、やはり実際に引退となると寂しいものがあります。

この馬にかけたおよそ100万円ほどのお金、想いだけでなく金銭面の負担も過去のそれとは比較にならないレベルでした(笑)。わずかに戻ってくるそれは妹の出資金への一部とさせてもらうつもりです。

起きてしまったアクシデントは仕方なく、むしろ無理に未勝利戦のあるうちへの出走となるよりは未出走のまま引退でよかったと思います。もちろん復帰できる時まで待って欲しかったというのが本音ですけど、次善策という意味では適当な判断と理解しますから。

それでもあえて記すと、クラブコメントのこの表現は気になった。

「また、余力を持って繁殖へ臨めるようにしたいと考えた結果、ここで現役続行を断念することになりました。」

私も心情的にはクラブコメント同様です。ただ、一応名目上は競走用馬ファンド、出資契約ということに限れば、繁殖のことは直接関係ありません。仔をクラブ募集してくれる前提のフラグであればまだしも、ここまで書かなくてもよかったんじゃないかと。色々面倒な世の中でありますからね。


さてこれから気分転換にこれから屋根付きのスタンドの下、何が起こるか分からない球技観戦に行ってこようと思います。

ラディアンシア、ありがとう!


23/7/1 引退
「この中間、到着後の状態を確認するべく、複数の獣医師で精密なチェックを行いました。必要であればホースクリニックで処置することも検討していましたが、獣医師の意見を総合すると今の状態から競馬を考えていくとなると、かなりの休養期間が必要になるのではということでした。ここまでの過程を見る限り、仮に休養期間を置き、デビューを目指すということになった場合も乗り込みに時間を要してしまうという話です。クラブゆかりの血統だけに何とか復帰の道を模索していきたいと考えていましたが、会員様のご負担や馬の現状を鑑み、ここで判断させて頂いた方がいいという判断となりました。申し訳ありません」(空港担当者)「北海道へ移動後、経過を観察しつつ複数の獣医さんによるチェックを行ってもらいましたが、左前球節の腫れを落ち着かせ、スムーズに乗っていけるようにするには相当の時間が掛かってしまうとの診断で、ここで判断することになりました。直近で空港の厩舎スタッフさんとも直接話す機会があり、状態は事前に聞いていましたが、血統馬で皆様の期待が大きかったと思いますから、厩舎として競馬まで送り出して結果を出せなかったこと、大変申し訳なく思っております。今後は繁殖馬となると聞いているので、お母さんの分も、子供たちに活躍してほしいと願っております」(栗田師)5月上旬、トレセン調整中に左前球節に外傷を負ってしまい、傷口を縫合する処置を施しました。その後、課題の見られたゲート試験を合格することはできたためリフレッシュと乗り込み期間を設けましたが、球節の洗浄を行ったあとも球節に腫れが見られる状態が続いていました。その経緯を踏まえて北海道にて経過観察と複数の獣医師によるチェックを行ったところ、患部を落ち着かせるには相当の時間が掛かること、そして先々で例え乗り運動を再開できたとしても未出走馬と言うことからさらに調整期間を長く設ける必要があるとの見解です。また、余力を持って繁殖へ臨めるようにしたいと考えた結果、ここで現役続行を断念することになりました。会員の皆様には誠に残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。

✳︎一部内容はキャロットクラブより転載の許可をいただいています。