「僕からは一個だけ。憧れるのをやめましょう。


サンデーにはリバティアイランドがいたり、社台を見ればソールオリエンスがいるし、シルクにはイクイノックスがいたり、一口馬主をやっていたら誰しもが聞いたことある馬がいると思う。


でも、憧れてしまってはお財布のリミットが超えてしまうので。当面憧れを捨てて目の前のクラブだけ考えましょう。」



日本ダービーという一区切りを終えると翌週からは2歳戦の始まり、さらに社台サンデーG1と40口クラブ募集がスタートします。1歳馬募集の本格スタートです。


この一年間で愛馬が大きなレースを制したり100点満点それ以上の成績である方は、もう一度と思うでしょう。


また、思うようにならなかった方(大半がそうだと思いますが)は、他の方が出資している活躍した馬たちを見て、憧れたり羨ましく思ったりするでしょう。


さらに2歳戦が始まってセンスある走りを見せる馬がいれば、来年の桜花賞馬だ、ダービー馬だと騒がれ、またその馬たちを超えるような出会いを求めたくもなる。


一口馬主という趣味は購買意欲を誘うのがホントに上手で、完全にこちら側の気持ちを撃ち抜いてくる設計となっています(笑)。



「あの馬には出資できたのではないか」


例えば、今年のダービー馬、キャロットクラブのタスティエーラ(パルティトゥーラの20)はバツ無し最優先で抽選でありました。


私はバツ1のステータスにありましたから、出資しようと思えば、むしろバツ1抽選になったラヴェル(サンブルエミューズの20)よりも確実に叶ったわけです。


でも、実際にはそんなことはありません。上位候補にも入れた記憶はありませんから(笑)。


また、皐月賞馬ソールオリエンスは社台TCで一位票ならば新規会員含めて誰でも出資できたようですね。


制度的には出資できたという考えのもとにあると、それはつまり憧れや羨ましく思う気持ちに繋がるものでもある。


けれど、他人(他馬)に対する憧れのようなものを強く持ってしまうと、際限無く手を広げる形になり、今度は自分自身のお財布のリミットを超えてしまうことにもなります。ピンポイントで活躍馬を出資するセンスは持ち合わせていませんし。


いつでも誘惑のキャッチがそばに溢れている状況下ですから、まずは他人(他馬)への憧れは持たないこと。自分のできる枠の中で楽しんでいくように、それ以上はそもそもステージが違うんだと言い聞かせて、誘いの声があったら早歩きで逃げるくらいの強い気持ちが必要と思います。


もちろん際限無く使える人もいたりしますから、尚更そこは見ないように(自分と同じとは思わない)、そんなところでしょうか。



ということで、まず直後に控える40口クラブの特別入会。今年は無事にスルーすることができました。


真面目に記すと牧場系クラブであってかつ小口クラブと比較では募集総額はリーズナブルではあるんです。例えばサンデーで5,000万円の募集ならばキャロットでは6,000万円となるイメージ。同じ血統評価とすると1,2割の開きを実感しています。


それは分割数が大きくなればなるほど開きも大きくなるもので、事務作業の面を考えてもそうですし、当たり前のものであると思っています。


なので、小口クラブで複数口いくならば(今の私はそれに近いですが)、ホントは40口クラブの方が良いということも分かっています。


けど、グリーンとキャロットという今の2クラブ体制で十分に満足していることからすると、もう当面浮気する必要はないかな。(費用の高騰、競馬界の先行きといった)将来目線で考えても規模を拡大するのは違うなと一つの結論には至っています。


こう記しておきながら来年あたり新規入会している可能性もありますが(笑)、ま、私の意志はそんなレベルです。



脆さ満載の気持ちに打ち勝つべく、少し先ですがグリーンとキャロットの22年産募集について。


あと一ヶ月前後で募集候補馬のリストが発表されます。


某記事にこんな記述を見つけました。


「ナスノシンフォニーの子がめちゃくちゃいいんですよ」


これまでナスノシベリウス産駒を全て預かっている武井先生のコメント。いつも通り少しは割り引いて読んだ方がよいのかも知れませんが(笑)、それでもハーツコンチェルトは募集時からクラシックに出走させると仰っていての現実なので、以前より素直に受け止める自分がいます。


ナスノシンフォニーの22は父レイデオロの牡馬。血統表を眺めると「レイデオロ×スワーヴリチャード」似ということで、種付時からクラブ募集されたら嬉しいなと思っていました。


セレクトセール含めてこれまでのセールには出ていないことを考えると可能性は高まってはきました。あとはナスノの冠名を繋げるという視点では自家所有となりますが、そうでなければクラブで5,000万円くらいで募集してくれないか。もしそうなったらノールックカーボン紙となりそうです。


また、ナスノシベリウスの仔も同じく父がレイデオロでこちらは牝馬。ハシモトファームのウェブサイトで確認した昨秋頃の様子はとてもバランスの良い、雰囲気を感じる馬でもありました。


となるとこちらもノールックでカーボン紙に丸をつけることになるか。


どちらか一頭であればその可能性はほぼ100%と言えそうですが、さすがに両馬ともとなるとあとは続くキャロット募集馬との予算配分の問題。今の月間の維持費が10万円程度でかなり高い水準にありますから一人申込頭数制限をかけていく必要もありそう。


ラドラーダ×キズナ、ピンクアリエス×アルアイン。いずれも牝馬ですが募集かかれば一般票を投じるのはこれまたほぼ100%。あとは口数で調整するのと最優先馬の選択ですかね。


こんな感じなのでたぶん意図せずとも申込頭数は制限していくことになるでしょう。(母優先権馬はたぶん大丈夫だからこそなお)


その最優先権の行使は最終的にはツアーで見てから決めることになると思いますが、大きな舞台で活躍できる馬を獲得できる大きな一票となりますから今年もここ2年同様にあまり先入観を持たずにチャレンジしようと思います!



先日リリースされたアプリ。便利さは使いこなせてないのでわかりませんが、愛馬の顔が一覧で出てくるサービスは嬉しい。