ラドラーダの16

 

父ロードカナロア × 母ラドラーダ (BMSシンボリクリスエス) 牡 美浦・藤沢和

 

血統の説明は不要だと思いますが、今年のダービー馬愛馬レイデオロの半弟になります。クラブ最高価格の14,000万円(一口35万円!)で募集されました。

 

父キングカメハメハの兄レイデオロ(ラドラーダの14)、レイエンダ(ラドラーダの15)がそれぞれ6,000万円、7,000万円で募集されたことからすると、いくら兄がダービーを勝ったとはいえ、まだ実績のほとんどないロードカナロアでこの価格は、、、ん? 2頭、いや3頭買えるじゃん、、、という面はどうしてもあり、一時は出資を諦めようと思いました。

 

でもやはり、母ラドラーダの仔ということで、欲しい、欲しい、、欲しい、、、別にクラシックに縁がなくてもいいじゃないか! と割り切ることに。もちろん、家庭内では相当な交渉を経ましたが。。。

 

見学ツアーでは、展示場に着いて真っ先にこの馬に向かいました。バスの停車場から近くない方向に歩いて向かいましたが、同じ展示場には他の人気牡馬がたくさんいたこともあり、私の到着時点で先にはまだお一人しかいなかったです。価格で敬遠されたのかなということもあるのでしょうが、この時点で「母優先+最優先」は使わなくても大丈夫かなと。

体は大きく、歩かせてもらうとバネがあるというよりはずっしり感のある歩様で、「おとなしくて手もかからないし、喧嘩を吹っ掛けられることもほとんどない」という担当の方のコメントの通り、馬体に傷はほとんどありませんでした。

 

上記の通り、ツアーで歩様はすこし重たくも感じたのですが、昨年、クラブ会員向けのOur Bloodという仔馬などを紹介するページで当歳時点の馬を見た時の印象では、お母さんと一緒に駆け回り、むしろかなりのバネとスピード感のある走りを披露していましたから、走るとまた違うのかなとも思っています。ラドラーダの仔はみな、母と一緒に幼少期に駆け回って過ごすことで自然と基礎体力や走るということへの能力が付いているのかも知れません。

 

何勝すれば元が取れるのか、大きいところの1つ2つでは足りないのかも知れないですけど、クラブスタッフのお一人からは「引退後のお仕事含めて」というようなお話もありましたし、そこまでの夢をもって、兄たち同様、いやそれ以上の活躍を期待せずにはいられません。そんな簡単にいかないことは重々承知していますが、大きな期待をもって来年のデビューの日を待ちたいと思います。