《閉店相次ぐ「東京チカラめし」、1号店も10月30日に営業終了。残るは5店舗のみに》
牛丼チェーン「東京チカラめし」の第1号店である池袋西口店が2020年10月30日をもって閉店する。運営会社の三光マーケティングフーズは、11年6月に東京チカラめし池袋西口店をオープン。以降、多い時には100店舗以上を展開していたが、近年は閉店が相次いでいた。10月30日の池袋西口店の閉店により、残り5店舗となる。
なるほどね。
僕も流行ってた頃に一度だけ入ったことがあるかな。
多店舗展開しているビジネスは、業績が悪くなれば不採算店を閉めてくのは普通の考えなのだが、
このままでは事業自体消えてしまうことになる。というかもう消えるだろう。
でもこれ、残念だが“なるべくしてなった”と言える。
東京チカラめしのメインメニューは焼肉丼(かな?)になる。
ゴハンの上に味の付いた焼肉が乗ってる。
で、一番ポピュラーなもので500円。
競合は松屋や吉野家などの牛丼屋になるわけだが、まず価格で大きく負けている。
松屋や吉野家は300円台だよね。
あとはもうメニュー自体が時代に合っていない。
牛丼に比べて脂っぽい。健康志向の真逆。
いや、健康志向は当時からあったが、一定のガッツリを好む層がわりと多くいた。
なのでガッツリ系にしてターゲットを絞ってもそこそこお客が入っていた。
これまでになかったガッツリ系だったからターゲットにはウケていた。
でも今は違う。
ガッツリ層が減ったのと飽きられたのが混ざった状態。
いきなりステーキと同じ路線だね。
東京チカラめしは残念ながらもう消滅する。
残る5店舗が沈むのを待っているだけ。
運営会社がもうたいした手を打たないっぽいから。
まあそれだけ人気のあった時期に、もう稼がなくていいくらい売り切ったのだろうけど。
僕だったら、5店舗になったなら逆にフットワークが良くなるから新業態をテストするけどな。
牛丼は売れてるわけだから、もう焼肉は止めて牛丼にしちゃう。焼くのは止めて煮たやつに。
肉は今使ってるのを使う。そのままだと大きいだろうから厚さはそのままで細切りにしてみる。
煮込み時間はかかりそうだが、そうすれば新食感の牛丼ができそう。味は牛丼だけど肉の食感が違う感じ。
店舗名も変える。
で、売れてきたらまた多店舗展開して、東京チカラめしの時よりも更に店舗を増やすことを目標にする。
経営者は引き際も肝心だが、そんな野心も見たいな。