《解雇や雇い止め見込み、千人超に》
厚生労働省は31日、新型コロナウイルスによる業績悪化などで、解雇されたり雇い止めされたりする見込みの人が、30日時点で1021人に上ったことを明らかにした。観光バス事業や宿泊業が多いという。
なるほどね。
実際のところはカウントできていないだけでこの数倍はいるだろうね。
経営者サイドから言わせてもらうと、
これはもうしょうがない。
非常な決断と思われがちだが実は違う。
社員は会社の宝だ。
でも、このまま雇っていても給料を払える保証が無くなってきた。
なら早いうちに解雇して、失業保険を貰えるようにしてあげた方がいい。
退社理由が「会社都合」であれば、「自己都合」の場合よりも申請から支給までがかなり早くなるはず。
会社にとっても給料という大きなコストをカットできる。
WINWINではないか。
一般的なサラリーマン、つまり雇われている従業員は、労基法でかなり守られている。
だけど経営者はそうではないよね。
会社が潰れれば失業保険も出ないし、場合によっては莫大な借金を抱えることにもなる。
だからこそ、「素早い判断」は経営者にとって重要なスキルなのだ。
会社を守り、社員を守り、自分も守る。
この判断を、世の中の状況を読んで素早くすること。
そして速やかに行動すること。
経営者の皆さんには、今こそその力を発揮していただきたい。
世の中は常にサラリーマン寄りだ。
政府もマスコミも全部。
それらがマジョリティーの味方なのは前からわかっていたことだよね?
経営者はそんなことわかった上で起業したはず。
落ち着いて、考えて、利用できるものは利用して、地味に、でも着実に、決めたら素早く行動して欲しい。
今こそ “経営者力” でこのピンチを乗り切って欲しい。
