《「身長153センチ以下」を対象とした新ブランド誕生》

“身長153cm以下”の女性向けファッションブランド「rem closet(レム クローゼット)」。着たい服のサイズがなかなか合わないという問題を抱えている20代後半から30代の女子へ、小柄な女性に合うサイズのカジュアルウェアを提案するというコンセプトだ。ブランドディレクターを務めるのは松井里穂。低身長という自身のコンプレックスをチャームポイントに変える着こなしが、InstagramやWEARなどのSNSで人気を集めているそうだ。価格はTシャツが3000円〜、アウターは6000円〜。発売は3月26日からを予定。公式オンラインショップ「STRIPE CLUB」などにて取り扱われ、新作も毎月追加されるそうだ。

 

なるほど。ビジネス的に言うと、ファッションブランドがターゲットを更に絞ったというわけだ。

 

通常の女性向けブランドがどれくらいの身長の人を対象にしているかわからないが、ファッション誌のモデルはみんな高身長だからそれなりだろう。

 

153センチの人が着て似合うデザインのシルエットではないだろうね。

 

 

太った人は両国で服を買うという。

 

関取サイズ専門の服屋がたくさんあるからだ。

 

 

ターゲットを絞れば、それだけ顧客対象者が減ることになる。

 

それを恐れて対象をボンヤリとした “老若男女どなたでも~” としてしまう場合が多い。

 

でもこれは逆効果。売れない。

 

例えば美味しい鰻が食べたかったら、ファミレスよりも鰻屋に行きたいと思うよね。

 

“ターゲット” を広げれば、「色んな人から選ばれる可能性」が生まれるが、同時に「誰にも選ばれない可能性」も生まれてしまう。

 

商売は、こちらが選ばなければ客からも選ばれない

 

なので大胆にターゲットを絞ることが売れる重要な要素になる。

 

 

というわけでこのファッションブランドはそこそこ注目はされるだろうね。

「153センチ」と数字的に中途半端なところにしたのもフックになる。

 

ただ、売れるかどうかはまた別の話。ファッションはデザインや価格が大きく関係してくるので。