時間と場所の制約もなく、自由な働き方ができるメリットがあることからバイト感覚で始める人も多いが、実はアルバイトとは異なり、あくまで個人事業主であって「労働者」とは見なされない。パートやバイト、派遣などいわゆる非正規社員は最低賃金や仕事中の労災補償、失業時の手当、有給休暇、さらに一定の要件を満たせば勤務先の健康保険や厚生年金に加入できる権利がある。一方、ウーバーイーツのような “ギグワーカー” は非正規社員とも見なされず、長時間労働や割増賃金規制など労働法の対象外に置かれ、労働基準監督署など行政の監視対象からも外れる。会社員が副業として始める人も多いが、その一部には、仕事の自由さと報酬の高さに魅力を感じて専業に転じる人も少なくない。しかし、いくら仕事の熟練度が高まっても個人で請け負う能力には限界があり、それ以上の収入も望めない。しかもアプリを通じて受注する競争相手が増えれば収入減につながる。加えて配達などの一定の危険を伴う業務は事故のリスクが高く、ケガをすれば休業補償もなくすべて自己責任になる。ウーバーイーツ配達員の100人の報酬を分析した情報では、平均時給が1414円。最低時給が286円、最高時給が3458円となっている。1000円を下回っている人が22人。仕事のやり方によっては東京都の最低賃金(1013円)を下回ってしまうこともあるようだ。と。なるほどね。
ウーバーイーツ配達員についてはよくこういった話が出るよね。条件はわかった上で働いているはずなのに、あとから色々補償しろだとかどの口が言うんだって思ってしまう。甘え過ぎでしょ。配達員はウーバーイーツのマッチングプラットフォームを使わせてもらってるわけで、それだけでラッキーだと思うけどね。まあただウーバー側からすれば、こういったワガママ配達員にそんな正論かまさずに、歩み寄りを見せることでうまく引き留めていると言える。配達員が全員ヘソを曲げたらウーバーイーツも成り立たなくなってしまうからね。できるだけ彼らのご機嫌を取って、低賃金で長く働いてもらうのが得策だ。では反対に配達員はどうしたらいいか?まず、収入の差がこれだけあるってことは、稼げるチャンスがあるってことだ。286円でなく、3458円の方を見るべきだ。時給が3458円てことは、短時間に多くのものを配達しているか、単価の高いものを配達しているかってことだよね。この辺を探って、いかに効率よく稼ぐかを考えるべきだ。そうすれば計算上、サラリーマンの倍くらいは稼ぐことができるはずだ。いい加減 “雇ってもらう” という考えを捨てなければいけない。マインドを “起業家” にシフトチェンジすれば稼げる道は拓けてくる。
