「School4Santas(国際サンタクロース大学)」は今年で17年目を迎える、サンタの学校。なんと過去に4200人を超える卒業生を輩出している“世界最大級”の機関だ。当然ながら、サンタの学校は「普通の学校」とは違う。特定の校舎はなく、授業は世界各国の不特定の場所で不定期に開催される。あるときは街中で、あるときは2泊3日のクルーズということも。生徒は「通信講座」か「2泊3日のワークショップ」への参加を選択することができる。卒業証書は5段階で、コースの内容やワークショップの参加回数によって準学士号、学士号、修士号、上級修士号、博士号と学位を取得できる仕組みだ。講義内容はサンタクロースの歴史やサンタになるための心得、挨拶の仕方などを学べる内容のようだ。性別や年齢不問!「長いヒゲ」や「赤い服」も不要!と。なるほどね。
これ面白いね。ビジネス的に言えば趣味の通信講座的なものなんだけど、それを “学校” としたところが上手いね。まず「サンタって勉強してなるものなの?」ってとこで興味となる。世界各国で不特定実施、写真とか動画を観ると楽しそう。参加回数によって学位も上がる。更には “学校” とすることで、そこに “入学” というのがまた帰属意識を上げる。そもそも勉強してなれるものではないと思っていたのにそれになれる(ジョークとわかっているが)。これは実に理にかなったビジネスだ。と、こう解説してしまうと夢を壊してしまうが。
とにかく楽しい。行けばネタになる。僕もサンタクロース目指そうかな。
