「オリィ研究所」が開発を手掛ける分身ロボット「OriHime」が、カフェ「WIRED SHIBUYA」に12月15日までの期間限定でサービススタッフとして登場する。ALSなどの難病や重度障害で外出困難な人々のために製作されたというこのロボット。遠隔操作で実際に「OriHime」を動かすことにより、距離や障害を乗り越えてコミュニケーションを取ることができる。「分身ロボットカフェDAWN Ver.β」と名付けられたこのイベントは、「動けないが働きたい」と思う人々がいることや、人々の社会参加を妨げる課題をテクノロジーにより克服できることを認知してもらうのが目的で実施に至ったのだとか。科学の発展と人の強い想いによって実現した空間を、ぜひ。と。なるほど。
この記事、サラッとポップに書かれていたけど、これ凄いことだよね。遠隔で体を使った実務ができるんだから。ネットの世界で自分のアバターを使ったコミュニケーションは前からあるけど、現実世界でそれができるようになるってことだ。デジタルな仕事ならネットを使うことで書類のやり取りや会議だってできる。でも体力的な仕事、例えばこの飲食店の配膳業務とかっていうのが、自分のアバターロボットでできるようになるってことだ。AIで機械が独自で動くのではなく、人間が遠隔で意思を持ってそれを動かし、仕事ができると。すごいね。アバターってそもそもそういうことだもんね。あの映画『アバター』も、足の不自由な人があの青いアバターを操作することで自由に動けたし作業もできた。恋愛もしていたね。いずれそういう世界になっていくんだろうな。これまた映画『マトリックス』みたいな、実物は寝たままで、仮想現実の中で自分の分身が生活している、みたいな。ちょっと怖いな。
