月額定額制でおトクにランチが食べられるサブスクリプションサービス「always LUNCH(オールウェイズ ランチ)」と、同じく月額定額制でドリンクが飲める「always DRINK(オールウェイズ ドリンク)」が、今週12月2日からスタートした。現在の提携店舗数はランチが22店舗でドリンクが10店舗。汁無し坦々麺、牛カツ、インドカレー、鰹節丼、タピオカ……など、そのメニューや店舗のジャンルはさまざまで、これからまだまだ増える予定。大阪、京都、福岡の一部地区でも展開しており、会員であればどのエリアの提携店舗でも飲食可能。ランチは月額5980円(税別)、ドリンクは月額3480円(税別)。通常は1日1回しか利用できないシステムだが、クリスマスキャンペーン期間の12月31日までならランチは回数制限なく食べられる(※不正利用防止のため、30分毎に1回まで)。1ヵ月で800円のランチを20日食べるとなると1万6000円の出費。だが、このサービスを利用すると約1万円の節約に。と。なるほど。
これ安いね。単純計算で、1食300円だよ。ドリンク付けても1食480円。僕も昔、ちょっとサラリーマンをしていたことがあるが、ランチはいつも800~900円くらいかかってた。ランチからの帰りにタリーズでコーヒーを買っていたから、ランチで毎日1000円以上かかっていたのを覚えてる。なので平日ランチ代で月に約2万円以上。それが9500円で済むってことだよね。22店舗もあるのもいいよね。ランチで行く店なんて、結局みんな4択くらいだからね。
でもこれ、懸念点がいくつかある。まず1つ目は、多分これに参加する店はそんなに人気がある店ではないはず。ザックリ計算しても1食を200円くらいで出さなきゃいけない。運営費等あるから差し引いたらお店が得るのは多くてもそれくらい。普通なら800円取れても、200円しか取れない。なのでこれに参加する店は、“それをわかった上でそれでも” ってことだ。つまり、普段ならゼロって店。200円でもゼロよりは良いって考える店だよね。2つ目は、参加店の脱退かな。消費者と運営者は参加店が増えた方が良い。でも参加店は顧客単価200円では厳しいからいずれ抜けていく。そうなると不人気店が数店残るだけになってしまいそうだ。3つ目は、このサブスク専用メニューを作ってしまうこと。200円しか取れないから、このサブクスを広告代わりにと割り切って使う店もあるはず。かと言って大赤字も嫌なのでコスト安めの「always LUNCHオリジナルメニュー」なんて名前で見栄えだけ良くしたものを用意しそうだ。でもそう簡単に消費者は騙せない。子供騙しは通用しないよ。
って感じで、続くかどうかわからないサービスだから、今のうちに試してみると良いね。値付け失敗レベルでとにかく安いから。
