創業6周年を迎えるとのことで、「いい肉の日」の11月29日より7日間限定でキャンペーンを行う。いくつかのメニューがいずれも200円お得になっている。また、キャンペーン期間中にステーキもしくはハンバーグを食べると200円クーポンのプレゼントあり。(※進呈は1日1回限り、事前にアプリ登録が必要)何かとお得な7日間、「いきなり!ステーキ」ファンの方はチェックしてみてはいかがだろうか。と。なるほどね。
これは経営状況が悪いことをそのまま表しちゃってるな。いきなりステーキは先日、上場以来初の赤字転落(営業利益で約7億円の赤字)を発表したばかりだ。発表以前に既に客離れがよくニュースになっていたね。今回のキャンペーンだが、打ち出しが派手なわりに、値引きはかなり寂しい数字。年に一度の「いい肉の日」で更に6周年祝いというのであれば、3品くらいを半額とか1000円ポッキリでいけばいい。200円引きなら毎月やってもいいくらいだよね。やはり業績が悪いと思い切った還元はできないってことだ。“起死回生” となるだけのインパクトはこのキャンペーンには無い。残念ながら。
業績悪化の内容詳細を知らないからなんとも言えないが、ザックリ現状を見る限り、これは仕入れから見直し、商品・サービスの質をもっと上げていかないと回復はかなり難しいだろうな。僕だったら見切りをつけて、別名の高級ラインのステーキ屋をつくるかな。で、「いきなり!ステーキ」は店舗減らして、高級な方にジワジワ移行する。ニーズが時代に合わなくなってきた時、それを敏感に感じでアジャストしていかないと生き残りは難しい。特に飲食系は変化のサイクルが早いからね。
「こだわり・頑固」は時に会社を潰すほどの大きな負の力になる。こだわるべきは「形」ではなく「精神」だ。お客様や商品サービスに対する精神。ここを間違うと転んだ時にもう起き上がれない会社になってしまう。
