世界にさまざまな「カワイイ文化」を発信する東京・原宿。そんな原宿のランドマークとして親しまれた「JR原宿駅」が、2020年の東京オリンピック・パラリンピック後に解体されることが決定した。大正時代に建てられ、現在、都内で営業している木造の駅舎のなかでもっとも長い歴史をもつ建造物だが、解体後は、現代の耐火基準に即した材料を使用し、レトロな西洋風のデザインを活かしながら再建されるとのこと。ちなみに、来年3月21日には、現在の駅と隣接する場所に新たな駅舎が誕生することになっている。戦中、10発もの焼夷弾を受けながら、それらすべてが不発だったことで、奇跡的に損壊を免れた奇跡の駅・原宿。見慣れた原宿の風景が変わってしまうことに寂しさを覚える人も少なくないに違いないが、今後、さらに魅力的な若者文化がこの地から生まれることに期待したい。と。なるほどね。
10発の焼夷弾が全て不発なんていう奇跡があったんだね。原宿駅にそんな過去があったなんて知らなかった。この記事には原宿を「カワイイ文化発信地」として紹介しているが、僕の印象としては、駅から続くのは日本一のオシャレストリート表参道で、駅反対側は明治神宮・代々木公園がある。用事がなくても行きたい街って感じかな。次にオフィスを構える時は表参道がいいなとホントに思っていた。原宿駅はそんな街にしてはちょっと異質な山小屋風の駅舎だ。改修時期が東京オリンピックの後ということなので、このランドマークを外国人にも最後に楽しんでもらいたいって意図だろうね。良いことだ。
「古いもの」はよく言えば「アンティーク」だ。そのままだと経年劣化や流行の変化から価値が下がる。でも、古さの中に新しさを見出し、それにフォーカスすることで「アンティーク」という新たな価値を生む。温故知新。何も新しいものを作ることだけが「価値の創出」ではないってことだね。素晴らしい。この原宿駅の記事でまた再確認できました。
上が今の原宿駅で下が新しい原宿駅。
