ラグビーワールドカップ日本大会でニュージーランド(NZ)代表「オールブラックス」が敗北したことを、地元紙ニュージーランド・ヘラルドは27日、朝刊の1面を全面黒塗りにして報じた。世界ランキング1位のNZは、26日に行われた準決勝で同2位のイングランドに19―7で敗れた。史上初の3連覇を狙っていたが、前半無得点に抑えられるなど終始劣勢だった。この結果を受けて同紙は26日夜、電子版で「世界の終わり!」「NZでは今後、数週間、数カ月、何が悪かったのか批判が絶えないだろう」と速報。さらに27日付の朝刊は、新聞題字と広告を除いて1面全面を黒く塗りつぶし、中央に白抜きで「オールブラックスのW杯は終わった。もし、もっと読みたければスポーツ面へ」という文章だけを載せた。と。なるほどね。

 

なかなか上手いね。でも多分これまでも、オールブラックスが負けた時には新聞に限らず、その名前にかけて何かしらを黒に塗り潰して表現してきたんじゃないかな。それにしてもこれ一般紙だよね。日本でもスポーツ紙ならまあありそうだけど、一般紙で例えばオリンピックで柔道が負けてもやらないよね。それくらいニュージーランドではラグビーは大事なものってことだね。見方を変えれば、これだけ重要なことを日本でやってるってことだ。

今回のラグビーW杯。始まる前はなんだかあまり盛り上がってない感じがしたが、蓋を開けてみれば会場はほぼ満員。素晴らしいね。僕はいつも言っているが、国際大会で観客席がガラガラなのはホスト国に責任があると言っている。大会を招致するのなら、しっかりと客席を埋めて盛り上げる責任がある。その協会であり開催地市町村、国。ホストを務めるならそれらがしっかり連携をとって盛り上げて、観客席を埋めること。サッカーW杯やオリンピックは、逆に人気があり過ぎるから接待用に席を確保しといて、結局行かなくて空席なんてことがよくある。来なかったら罰金にしちゃえばいいのに。今回のラグビーW杯の経済効果はわからないが、「日本でまたラグビーW杯を開催して欲しい」という想いは国内外の人々が抱いたんじゃないかな。決勝も盛り上がるね。3位決定戦も忘れてはならない。