7日に東京進出を果たした北海道のコロッケサンド専門店「ドサンド」。芝大門にできたお店からは、さっそくおいしそうな香りが漂っている。北海道産小麦を使った厚切り食パンと、産地がわかるジャガイモを使った揚げたてのコロッケサンドイッチを提供するこのお店。オーダー後から調理する、揚げたてのコロッケは“サクサクホクホク”の食感を実現と。なるほどね。
まあお店のことはいいとして、取り上げたいのは店名。「ドサンド」ってことは「道産子」と「サンド」をくっつけたってことだね。ん~イマイチだな笑。
ネーミングやキャッチコピーはとても重要だ。商品が同じだったとしても、ネーミング・キャッチコピーで売れ行きは大きく変わる。「美味いモン作ってりゃ売れる」なんて考えでいたら商売はできない。美味いモンを作るのなんて当たり前。その上でそれをどう見せて売れるようにするかってところまでしっかり経営者の責任だ。ネーミングやキャッチコピー、写真、ポップ等、発信するもの全てに気は抜けない。
作る時のポイントは、これらに統一性を持たせること。そうすることでお客様はどんな商品かを捉えやすくなる。例えば食べ物なら、甘いのか辛いのか熱いのか冷たいのか。どう甘いのか、どう熱いのか。食べる前からそれが伝わらないといけない。人は結局、何かわからないものは買えないから。「わからない」ってことが興味を引くことがある。僕もそういう手法を取る時もあるが、それは計算して「わからない=欲しい」となるよう仕掛けてある。だから有効となるわけで、ホントにわからないものを作ったらこれは売れない。そして、ネーミングやキャッチコピーから、その店のセンスも感じ取られてしまう。これも僕は、場合によっては仕掛けとして敢えてダサく作る時もあるが、ホントにダサいのはまずい。それを見て、「これだと出てくる商品もセンス無いんだろうな」と思ってしまう客もいる。なのでネーミングやキャッチコピーの作成には十分エネルギーを注いで欲しい。細部に気を抜いた企業から消えていくと捉えておいた方がいい。
