「オーダーシューズは高い」「カスタムは選べるデザインが少ない」そんな固定概念を覆すオーダーシューズブランドが「MARNON(マルノン)」だ。2016年から、スマホで簡単にカスタムシミュレーションできるECサイトを展開しているが、このたびブランド初の直営店が6ヵ月限定で新宿駅にオープンした。好きなカラーやヒールの高さ・形をチョイスでき、そのバリエーションの数はなんと1000万通り以上。オーダーシューズならではともいえる、左右のサイズ違いの注文も可能で、日本人女性の足を熟知した浅草の職人が一足ずつ丁寧に作り上げてくれる。パンプスは3万円から、ローファーは3万5000円、オックスフォードシューズ3万7000円、ショートブーツ4万2000円で、オーダー料は不要。手頃な価格で、本当に自分が欲しい一足が手に入る。「オーダーメイドなのに手頃な価格」は、今後、別ジャンルでも増えていくのか?注目していきたいポイントだと。なるほど。

ナイキIDとかの革靴版だね。こういう場合に大事になってくるのは「オーダー例」だ。人は自分でカスタマイズできると言われても、ゼロから作り上げるだけの発想力やデザイン力は無い。なのである程度見本を見せてもらって、そこから自分なりに “ちょいカスタム” する形でないと買いづらい。これは靴に限らず全てで言える。例えば服でもマネキンに着せてあるよね。あれは、マネキンのコーデを参考にしてもらって「自分ならこうするかな」と想像してもらうことで購買意欲を上げさせる手法だ。

客の自由度が高い商品で商売する場合は、「あなたの自由ですよ~」と言いつつも、ある程度の道標を見せてあげることで、客はそれを自分が買ったイメージがしやすくなる。つまり買いたい気持ちが上がると。ここがわかってないと失敗するね。