ユニクロを展開するファーストリテイリングは8日、韓国・ソウル中心部にある1店舗を近く閉店すると明らかにした。対韓輸出規制の強化を受けて韓国で広がる不買運動とは関係ないとする一方、「業績に一定の影響は出ている」としている。ファストリは2005年に韓国に初出店。今年7月末時点で、ユニクロを187店展開している。韓国の不買運動を巡っては、ファストリの岡崎健取締役グループ上席執行役員CFO(最高財務責任者)は、7月11日の19年3~5月期決算発表の会見で「政治情勢に振り回されることなく、粛々とやっていく。長期的な売り上げに影響を与えるほど長くは続かないと思う」と発言した。これに対し、韓国でSNSなどを中心に「韓国消費者を軽視するものだ」との批判が広がり、その後、謝罪した経緯があると。なるほどね。
ちなみにユニクロの店舗数は、日本国内に約830店舗、海外に約1250店舗ある。海外で一番多いのは中国で約630店舗。で、二番目に多いのが韓国で187店舗と。この記事の中にあるように、僕もこの不買騒動は長くは続かないと見ている。それを考えると別に閉める必要は無いと言いたいが、まあ今の悪い意味での盛り上がりは確かに危険なんだろうね。なので中でも影響の大きいであろうソウルの店舗を閉めた形だろう。実際、数字は落ち込んでいるだろうけど、先を考えると閉めるほどのことではないはずなんで、一応パフォーマンスの意味もあるんじゃないかな。好判断と言える。今は流れに寄っておいた方が利口だ。
ビジネスは“読む”力が大事だ。先を読む力、流れを読む力、空気を読む力。それらを読んで理解した上で、読んだなりの行動をするのか、又は敢えて読めていないような行動をするのかはそれぞれの経営センスの話になる。
