米Amazonは、小売りチェーン「KOHL'S」と貨物運送「UPS」の店舗で、返品の受付を始める。その際の、梱包から返送まですべて無料でやってくれるというのだ。これによって、返品作業はかなりラクになる。手続きはサイト上で行い、商品を届ける店舗を選択。あとは、Amazonからメールで送られてきたQRコードを店舗の従業員に提示するのみとなる。ただし、すべての商品がサービスの対象ではないので注意が必要だ。書類の印刷や包装の準備などが不要になるのはかなり魅力的。Amazonを利用する上でのユーザーエクスペリエンスは、より快適なものになるだろう。と。なるほどね。これはウマいよね。

これはクーリングオフ制度の進化版と言えるね。よく通販で、「ご使用後でも60日以内なら返品OK!全額返金!」とかってあるよね。一見、売る側の損になるのでは?と感じるあれ。何のためにやっているかというと、「買って万が一気に入らなくても返品返金OKだから」ということで客の購買意欲が上がるのを狙っている。実際、購買率アップと返品率を天秤にかけた時、購買率アップの方が大きいからああいったサービスを続けているわけだ。

そしてこのAmazonの返品サービス。これもつまりは、返品しやすくすることでの購買率アップを狙っているってこと。小売りチェーンと運送屋と提携して(お金をかけて)までやるってことは、それでも購買率が上がる計算をしたってことだね。実際は出だしは試験的意味合いもあるだろけど、このサービスが続くようであればやはり、この返品サービスが有効だったという証拠になる。どうなるか楽しみだね。