ソニーが開発したのは、専用の下着のポケットに入れて首元を冷やすことで清涼感を得られる、保冷パックのような装置。電気を流せば温度を変えられる特殊な電子部品が使われていて、デジカメなどの熱を冷ます技術として研究されていたものを応用したという。スマートフォンのアプリとつなぐと装置の温度を5段階に調節できるため、夏は保冷パックのように冷たくして、冬はカイロのように温かくして、繰り返し使うことができる。また、内蔵されたセンサーで装着している人の体温や行動を感知し、適切な温度に自動で調節される機能もついているという。なるほどね。

電気で動くカイロはあったけど、冷やすのは初めてかもね。まあ首を冷やすものはアナログだけどもっと簡単なのが色々あるが、、それは置いといて、ちょっと気になったのは記事の最後にこうあった。

「ソニーでは今後、クラウドファンディングで出資を募って、商品化を目指すとしている。」と。つまり開発まではしたが、これを大量生産して商品化するのはお金が集まったらやるよってことだ。そもそもクラウドファンディングは、アイディアはあるけどお金が無い人が世間一般に出資を募るものだ。あとはクラウドファンディングはマーケティングにもなる。その商品・アイディアが良いと思った人が出資してくれるって仕組みだから、世の中の需要が見て取れるってことだ。でもね、それをソニーが使うのか?これってもしかしたら最近よくある “社内起業” 的なことなのかな。開発まではやらせるけど、大量生産までは金出せないからクラウドで集めてよ、って感じで。だとしてもダサいな。

まあこの商品に関して言うと、大量生産して販売しても売れないだろうね。実際商品化した場合、販売価格も安くはできないでしょこれ。ソニー側も微妙だろうと思ってクラウドファンディングを利用するんだろうけど、そんなのは自社でマーケティングすればいい。“一か八かのクラウドファンディング” って、そんなの零細企業や個人がやることだよ。いいのかソニー??