ついにこのタピオカミルクティーが和菓子に進出。「タピオカミルクティー 水まんじゅう」と「タピオカフルーツ 水まんじゅう」が和菓子の「口福堂」から登場していると。なるほどね。
タピオカのブームはこの夏くらいは余裕で持つだろうから今は乗っかり時だ。ただそれを、「どこまでやって大丈夫か」という線引きが難しくなる。つまり、なんでもかんでもタピオカなら売れるってわけじゃないってこと。売れるラインていうのがある。
で、この「タピオカミルクティー水まんじゅう」だが、結論から言うと、ぎりぎりアリかな。ネタとして売れる可能性がある。お土産なら買っていってもいいと判断されるだろうね。面白いから。リピートについては味次第だな。一番いいのは、ブームが去った後、タピオカだけ抜いた形で販売すればそのまま美味しそうだ。「ミルクティー水まんじゅう」としての方が売れるだろうね。僕ならもうちょい捻って、「ロイヤルミルクティー水まんじゅう」とでもするかな。ついでにコーヒー味のも作って「ハワイアンコーヒー水まんじゅう」とでもして。これで客層が広がるだろうね。和菓子と洋菓子の間くらいのバランスを保って売るといい。
ブームに乗っかる場合、自分の扱っている商品とブーム商品がちょっと離れている場合がある。このタピオカミルクティーと水まんじゅうのように。この距離感があるものをどう取り入れるかはちょっと工夫が必要になってくる。距離が遠いほど難しいし、無理するとヤバい商品が出来上がる。それは作り手の自己満足で終わるか、ちょっとだけネタになるくらいだ。なので勝負をかけるならこの、自社商品とブーム商品の “距離感” を考えてからにした方がいい。
