「偽造防止策を強化した革新的な次世代の紙幣」という触れ込みで登場したオーストラリアの新しい50ドル紙幣。ところが印刷された文字の中に誤植があることが分かった。「RESPONSIBILITY」という単語の「I」が1つ欠けて「RESPONSIBILTY」に。これまでに約4億枚が印刷され、そのうち4600万枚(23億米ドル相当)が流通していると。
50ドル札だから今のレートだと日本円で約3800円。オーストラリアの紙幣は5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルがある。なので上から2番目の額のお札だね。日本でいうところの5000円札って感じかな。昨年10月に発行したばかりのお札らしい。ってことは半年以上気付かなかったということだ。
で、実際こんな感じ。わかるかな?
これの、
ここらへんの、
これ
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メチャクチャ小さくて分かりづらいっちゃあ分かりづらいけど、最新鋭のお札って言ってこれだからお粗末なニュースだ------そのまま受け取れば。
僕はこれ、実はわざとかもって思った。スペルミスと見せかけてその実、これも偽造防止策の一つじゃないのかと。
偽造する側はまさか国が発行している紙幣にスペルミスがあるなんて思わない。なので正しいスペルで作るでしょ。で、偽造を見破る側は、最新のホログラフィーとか確認しなくても、字は小さいけどスペルを確認するだけでニセモノと判断がつく。
一応この誤植ニュースが出て、発行元のオーストラリアの中央銀行は、「これまで通り使用できる。次の印刷からスペル修正する。」と発表したようだ。確かにもし偽造対策で意図的にスペルミスしていたとしても、それは絶対に言えない機密事項だ。なのでこの真相を知ることはできないってことだな。さあ、あなたはどう思う?



