こういうバッグの定額レンタルって前から何社かあったよね。服とか靴とかも結構あるよね。でもバッグって服とか靴とかとは少し違うと思うんだ。簡単に言えばバッグは “見栄” だよね。服とか靴とかと違ってバッグの高級ブランドはある程度決まってるし、見た目でそれとわかりやすい。わかりやすいところには見栄を張りたいものだ。

で、ニュースになってたこのバッグレンタルの会社は月額6800円らしい。1つ30万円以上するバッグが計約3万個あると。1つをずっと借りててもいいし、違うのに交換してもいい。仮に1年継続していると年間のレンタル費用が81600円。30万円のバッグを買って4年使うのと、いつでも違う高級バッグに変えられる4年間とどっちがいい?って話だ。

ちなみにバッグの減価償却資産における耐用年数を調べてみたら5年だった。これはどういうことかというと、簡単に言うと法的にバッグがどれくらいの価値があるものか?経過年数によってどれくらい価値が下がるのか?といったものだ。つまり5年経ったら法律上の価値は0ってことだ。まあ5年たったエルメスのバッグでも質屋に持っていけばまあまあな値段が付くだろうから、ここで減価償却の話を持ち出すのはちょっと違うかもしれないが、まあ参考までにね。

これって「家を買うか?賃貸か?」みたいなのと似てるね。普通に考えたら賃貸なのだが、日本の持ち家文化というか、「家を建てる=一人前」がいまだに根強く残っているから、「買うか?賃貸か?」などという本来あり得ない横並びの2択が生まれているわけだ。

 

ちょっと話が逸れたが、バッグを買うか?借りるか?。結論として、これはどう考えても借りる方が得だ。「欲しいけど滅多に使わない」という人であったとしても借りる方が得だ。ここをもう少し具体的に説明する。滅多に使わないけど年に5回くらい使う人だとして、30万円のバッグを買って4年で20回使うのと、レンタルで同じく4年で20回使うのとでは、4年間のバッグにかける費用(購入費、レンタル費)はほぼ同じだ。

前者は買った翌年から型落ちのバッグを使うことになり、後者は今年モデルの最新型にどんどん変えて使うことができるということになる。

また、5年目以降はどうなるかというと、前者のバッグ費用はレンタルとの比較で計算上0になる。0円で型落ちブランドバッグを持てると。(ちなみに6年目以降は法的に無価値となったものを使い続けることになる)。そして後者はレンタル契約を解除すれば費用は0だが当然バッグも失う。手元には残らない。でもレンタル継続すればいつでも最新のバッグを使えると。

まあもっと簡単に言うと、「高級バックを大事にずっと使ってる人」と思われたいのか、「高級バッグをたくさん持ってる人」と思われたいかだね笑

もう一度言うがバッグは見栄の象徴だ。だからと言って見栄を張るのが悪いと言ってるんじゃない。どこにお金を使うかは人の自由だ。むしろそれでテンションが上がるのならジャンジャン使った方がいい。一番ダメなのは使わず貯め込むことだからね。