今年のGWは10連休とあって、かなりお金が動くことになるね。旅行に関してのデータがあったので見てみたら、旅行関連消費だけで昨年より3300億円ほどアップだとか。昨年は3連休→平日2日→4連休だった。なので長い人で9連休だったようだが、今年は基本的に全員10連休だ。
この連休効果をちょっと考察してみる。去年であれば3連休+4連休の人も多かっただろうから「旅行に行くか行かないか?」の選択だったはずだ。でも今年はみんな10連休あるので、選択が「どのタイミングで旅行に行くか?」になっている。つまり行くことを前提に、連休前半なのか後半なのかみたいな思考になっている。旅行会社もそういったプランを提案しているはずだ。「連休前半で旅行して後半はウチでのんびりしましょう」とか「今年は旅行が前半に集中するから比較的ゆったりな後半が狙い目」とか。また、「せっかくの長い休みだから思い切って遠くに行ってみよう」とかもあるだろうね。
お金を使うか使わないかの選択から、どこでお金を使うかの選択にさせる。これはビジネスの基本の商法だけど、今年はそれがフル稼働してるだろうね。なので経済効果も当然高くなるわけだ。
旅行関連だけで3300億円だから、全体で言ったら数兆円規模の経済効果になるはず。令和スタートとしては良い滑り出しではないか。
