兵庫県西宮市が、街中にある看板で役割を果たしていないものを撤去し、新調するというのがニュースになっていた。美観を損ねるとかなんとか。
どういうことかというとこんな感じ↓
で、市によると、「高齢の方からはわかりにくい、街に色が無くなるとクレームはありましたが、若い方からはわかりやすいと好評です」と。
ツイッターからは、「無意味な標語や看板をバッサリ切り捨てる西宮市、最高や」「正しい税金の使い方」だってさ。
んなアホな。僕から言わせればこれは愚策中の愚策だ。
まずデザインだけど、これは看板を作る側の自己満足でしかない。明らかにわかりづらい。傘は何ゴミなの?多分右のQRコードを読み取れば分別表が出てくるのかな。旧看板なら傘の絵が描いてある。シンプルでかっこ良くなったのはわかるけど、内容がわかりづらかったら本末転倒だ。セブンのコーヒーマシンと同じだよ。西宮市民は市とデザイナーの自己満足に付き合わされてるよ。わかってる?
「正しい税金の使い方」?イヤイヤどこが??新調しなけりゃコストはゼロだ。税金を使う必要もない。今までのでちゃんと機能してるんだから不要でしょ。
例えば撤去・新調の理由が、「ごみの分別ができていないから、分別がわかりやすいものに変える」っていうなら意味はわかる。でもこれは完全な見た目重視だ。機能性は確実に落ちてる。こんなことに税金使わせちゃダメだって。
多分何ヵ月か後に、この看板の隣に新たに分別表を貼ることになるよ。また税金を使って。
