鹿児島の小学校では、4年生で半成人式のお祝いをします
奄美の小学校では半成人式のかわりに5年生で『歳の祝い』という行事があります
奄美では、大人になってもかぞえで、37、49、61、73才には全国から同窓生があつまって、歳の祝いの同窓会が盛大に行われるんです
今日はひーちゃんたち、かぞえで13歳の歳の祝いでした
めったにないことなのですが、昨日、学校から帰って、気分が悪い…
とピアノもお休みして、そのままなだれ込むように、ベットへ…
熱もなく、嘔吐もしないのに、なんだかぐったり…
夕ご飯も食べずに、そのまま朝まで泥のように眠りつづけ…
今朝も、ほとんどごはんを食べずに食欲なさそうで…
『一口でも食べないと、きのうの夜から食べてないんだから、学校に行かすのは心配だよ…』と私がいうとやっとごはんとお味噌汁を一口ずつ口にして…
ちょっといつものひーちゃんじゃなかったので心配していましたが、『歳の祝い』があるからと学校へ登校して行きました。
それくらいひーちゃんも楽しみにしていた歳の祝い
なんとか参加できてよかったです
まず最初に、講師の先生から、歳の祝いの由来についてお話があり…
昔は、今のように、食べ物も豊富ではなく、病気をしても、病院や薬もあまりない時代は、13歳まで成長できたということを喜び、お祝いをしていたこと、
次の歳の祝いまでの12年を無病息災で過ごすことができるように祈るという意味もあるそうです
特に、女の子は25歳の歳の祝いの時はお嫁に行っていないだろうからと、女の子の13歳の歳の祝いは着物をつけて、特に、盛大にしていたことなど…お話していただきました
お話のあとは、祝いの杯
屠蘇器の中身はお酒じゃなくて、ポカリ
これをひとりひとりいただいたあと…
するめと昆布をいただいて…
獅子舞
獅子舞のあとは、子供達が、ひとりひとり
将来の夢を発表…
ひーちゃんは、子供が好きだから、小児科のお医者さんになりたいそうです
歯医者さんじゃないのがパパは、残念かもしれないけど…
(今日は木曜日だったので午後休診でパパも歳の祝いに参加することができました)
夢はでっかく
ママが『スーパーモデルになりたいです』っていうくらいでっかい夢かもしれないけど…
夢はでっかいほうがいいかもね
野球選手や、看護師さん、料理人、幼稚園の先生、小学生の先生、獣医さん
みんなそれぞれの夢があって…聞いていてわくわくしました
幼稚園の頃から、1年生の頃から知っている子が、心身ともに成長して、
それぞれの夢を語っている姿にじ~んとしてしまいました
夢の発表の後は、それぞれ、保護者に子供たちが書いた感謝の手紙
思わず泣きそうに…私はなんとかこらえたけど…
号泣してるお母さんもいました
感謝の手紙の後は、子供達の歌の発表
キロロの『未来へ』
感極まって泣いてる子供が何名もいて…
そんな子供達をみて、我慢していたおばちゃんの涙腺崩壊してしまいました
ひーちゃんの学年は一番すくなくて、42名
大人になっても今日のメンバーで歳の祝いできたらいいね
ちなみに、パパは49のお祝いまであと3年はあるというのに…
小学4年生までしか奄美にはいなかったのに…同窓のつながりが強くて…
もう49の歳の祝いのさばくり(島の方言で準備とか段どりって意味)をはじめています
パパたちみたいに、おじちゃん、おばちゃんになってもこうしてみんなで集まれる、転校しても引っ越ししてもいつまでも友達でいれたらいいね