こんにちは、一花(Hitoka)訪問看護の藤原です。
今日は、私自身の体験をお話ししたいと思います。
ひきこもりの子を持つ親として、どれほど悩み、苦しみ、そして学んだか。
これを読んでいるあなたが、少しでも
「私だけじゃない」と感じてもらえたら嬉しいです。
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野球部のいじめ、担任の無理解、そして家族の無理解——息子がひきこもった日
息子がひきこもり始めたのは、13歳のとき。
野球部の先輩からいじめを受けていました。でも、学校は何もしてくれなかった。
担任の先生も「そんなことで休むなんて弱い」と言うだけで、助けてくれなかった。
家では、私も、実親(祖父母)も、「学校に行くのが当たり前」と思っていた。
だから、彼の苦しさを受け止めることができなかったんです。
「このままじゃダメだ」
「無理やりでも行かせないと」
祖父母からも、「殴ってでも学校に行かせろ」と言われていました。
私は、それがこの子のためだと信じ込んでいました。
だから、叱った。
だから、手をあげた。
だから、首を絞めたこともあった。
今振り返ると、本当に申し訳ないことをしたと思います。
でも当時の私は、それしかできなかった。
母親である私が、いちばん息子を傷つけていました。
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ひきこもり中の息子の様子——姿が見えなくなった半年間
最初の頃、息子はまだ家族と関わろうとしていました。
ゴミ捨てや食器洗いをしてくれたり、一緒にご飯を食べたり、外出もしていました。
でも、私が「学校に行かないことはダメなこと」と責め続けたせいで、彼はどんどん心を閉ざしていきました。
気づけば、一日中ゲームをするようになり、次第に部屋からも出てこなくなった。
そしてある日、本当に姿を見せなくなった。
「生きているのか、死んでいるのかさえ分からない」
そんな半年間が続きました。
どんなにノックしても、どんなに声をかけても、何の反応もない。
私は、ただただ怖かった。
息子の部屋の前に座り込んで、泣くことしかできなかった。
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転職を繰り返し、出会ったアドラー心理学
私は看護師です。
だから、息子のために「子育てが分かる病院で働けばいい」と思い、転職を繰り返しました。
でも、どの病院に行っても「ひきこもりを解決する正解」なんて見つからなかった。
そんな中で、私は アドラー心理学 に出会いました。
そこに書かれていたのは、私の価値観をひっくり返す言葉でした。
「子どもは親の所有物ではない」
「人は他人を変えることはできない」
私は、この子を「なんとかしなきゃ」と思い続けていた。
でも、子どもは私の思い通りになる存在じゃない。
親が変えようとするものではない。
それに気づいたとき、私は 「息子を変えようとすること」をやめました。
ただ、彼の存在を認めること。
ただ、「あなたがここにいてくれるだけでいい」と伝えること。
それを意識しながら関わっていくと、少しずつ、少しずつ変化が起きました。
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変化の兆し——2年半のひきこもりから、リビングへ
はじめに、彼はトイレに降りてくるようになりました。
次に、リビングまで出てくる日が増えてきました。
そこからはゆっくりだけど、確実に前へ進んでいった。
「この子のために」ではなく、
「この子が安心できる環境を作ること」
それを意識したら、息子は自分のペースで動き出しました。
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そして今、息子は大学生に——15年の学びと感謝
現在、息子は20歳。
今年の4月から、大学生になります。
家族で笑い合える時間が増えました。
ひきこもりだった息子が、まさか大学に行くなんて。
以前の私なら信じられなかった。
でも、それが「彼の力」なんです。
私はただ、彼のタイミングを待っただけ。
この15年で、私はたくさんのことを息子から学びました。
「子どものため」と思っていたことが、実は子どものためではなかった。
「親の常識」や「世間の当たり前」が、子どもを苦しめていた。
そして何より、子どもは、親が思っているよりずっと強い。
息子よ、ありがとう。
あなたがいてくれて、本当に良かった。
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同じように悩むお母さんへ
「どうしたらいいか分からない」
「このままじゃダメだと思う」
「私の育て方が悪かったのかもしれない」
そんなふうに悩んでいるお母さんへ。
大丈夫です。
あなたの子どもは、必ず自分の力で歩き出します。
私が変われたように、子どもも変わる。
子どもが変わるように、私たちも変わる。
一緒に、少しずつ進んでいきましょう。
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