道歩き序章

 

巡礼、街道、世界遺産

道は家の前の小路から世界遺産まで、人間が歩けば道ができる。住めば道が必要になる。道を作る。生きるために、儲けるために、冒険のために・・・道を作る。

 

いろんな道がある。この10年間思い立って歩いた。四国お遍路道、熊野古道、中山道、スペインのヤコブの道巡礼、イタリアのアッシジへのフランチェスコの道、スイスのチーズの山道などなど。

 

定年後わたしはいろんな道を歩きたいと思った。贅沢しなければなんとか行ける。どこから始めようか。そうだ。まずは昔から人々が歩いた道を探ってみよう。

母が生前、四国お遍路に行ってみたいといっていた。そのときは何も思わなかったけど、今思い浮かぶのは四国遍路八十八か所だ。

 

さっそくわたしは資料集めを始めた。安全に行くには何事も

事前勉強が大切だよね。もうそこから旅は始まっているんだ。