2020年CRJ・NL.No132に私が書いた文章、
創造論と整理収納 その6「ハドソン・テーラーと整理収納」より、編集して紹介します。
チャイナ・インランド・ミッション(中国奥地伝道団CIM、現OMF)の創設者である英国人宣教師、ハドソン・テーラー(1832-1905)をご存知でしょうか。~略~
数年前のこと、我が家の本棚にあった「ハドソン・テーラー、信仰の生涯を語る」(いのちのことば社出版部訳)をふと読んでびっくり。
『おお!こんなところに整理収納の実践が! かのハドソン・テーラーさんも取り組んでいた~!(笑)』
彼の自伝的証しとしてまとめられた本の第2章「召命」の中に、整理収納に向き合う彼の姿勢、実際の取り組みが語られているではありませんか。
彼は、友人から「キリストの再臨とその千年王国との問題を詳しく学ぶように」と勧められ、ただ聖書によってだけ一生懸命学んだそうです。その結果、「(主が)いつ来られても(略)思慮深い管理人として報告することができるように・・・」「つまりその後私は、自分の小さな書棚をよく気をつけて見るようになった。そこに不用な、もう役に立たない本はないだろうか、小さなタンスには、いま主が来られたら、何か説明に困るような物はないだろうか、よく確かめるようになった。」
「私にとって、一生をとおして、機会のあるごとに・・・略・・・地下室から屋根裏まで家中を歩き回った結果、いつも霊的喜びと祝福を受けた。」
彼はさらにこのように続けます。
「私たちは皆ため込んでしまう危険がある。それは一つには配慮のなさから、一つには仕事の必要に迫られてであろう。とにかく他の人にこそ有用であれ、今の自分には少しも必要のない物をため込む。・・・」
「分類学の父」と呼ばれたカール・フォン・リンネ。チャイナ・インランド・ミッションの創設者、ハドソン・テーラー。それぞれが日々の生活の中で取り組んだこと。。。
さて、何か刺激を受けましたか?
「不要なモノ」を取り除くことに前向きになれたかな?