解雇だと思ったので、会社都合の退職になるので、余計によかったのかも?と思ってはみたけれど、この2か月間、ヘトヘトになって働いてきたことを、これっぽっちも評価してもらえないのは悔しく、何か仕返しできないかって考えていました。


雇用形態は有期雇用で、勤務開始から14日以上経過しているので、「正当な理由」がない限り解雇はできないはず。


だったら、損害賠償を請求してやる!と思っていました。



そうは思っても、憂鬱な気分をひきずりながら出勤し、仕事をしていたのですが、廊下で人事の人に会った時に、ちらっと言いつけました。


人事は全く知らなかったとのことで、言われたことを箇条書きでいいから書いてほしいと言われ、すぐに記入し渡したところ、しばらくして人事部の会議が始まりました。


長い会議の末、部長や課長が役員に呼ばれ出ていき、しばらくすると、今度は私が課長から呼ばれたのです。



人事部の人は、「今度、課長たちから呼ばれても、拒否していい」と言ってくれたのですが、拒否することができずに会議室に向かったのです。


そこで部長から発せられた言葉は


「来月からやってもらう業務が決まりました」


はぁ????って感じでした。


「この部と、会社の将来的な青写真に、一枝さんは入っていないし、入れられない」じゃなかったの?と思って頭の中がハテナ???のまま、話はどんどん進んでいったのです。


ひととおり話を聞き終わって、「昨日、この部と、会社の将来的な青写真に、一枝さんは入っていないし、入れられないと言ってましたよね?それは解雇を示唆していると思ったので、昨日の段階では、私は終了ということですよね?」と聞いたところ


「昨日の話は勇み足だった。忘れて」と。


意味が解りませんプンプン



『一枝が呼び出されて役員面談があったらしい → 一枝を切ろうと考えているに違いない → そんな人間を自分たちの部に置いておけない → 辞めさせられる人間に業務を分担できない → 将来的な青写真に入れられない』


ということらしいです。


それで解雇予告の予告のようなことを言い、、「採用面接の時には、体調は大丈夫と言っていたのに、入社したら病気をもっていた。いつも具合わるそうだ。今から考えるとそれは病気のせいだったと分かった。大丈夫と言っても『右腕が痛いのでハンコ押せません』と言われたら困る。今後、残業が増えてくるが、できるのか?耐えられるのか?」と病気のことを突っついて、辞めろとは言わないけれど、あわよくば本人から退職を申し出てくれることを望んだってところでしょうか。


でも、役員はそんなこと全く考えていなかったということがわかり、途端に業務を割り振ったらしいです。



同じ部の課長たちの本音を聞いてしまった以上、『忘れろ』と言われても、スッパリ綺麗に忘れられるはずがありません。


「昨日の今日で、混乱して消化できません」と答えて、帰宅してきました。




解雇ではないので良かったと思わないといけないのかもしれませんが、解雇のほうが良かったって気がします。


もし今後も何かあった場合、守ってくれるはずの上司がいないってことが解りました。


誰も信じられない会社に、このまま居続けるのは精神的にどうかと…。




明日から6月。


新入社員の人も入ってくるらしく、新しい業務が与えられるのですが、気持ちは退職に向かっています。