あれしてこれして
忙しいのよ
楽しい予定しかない
世界が私を待っている
悲しみに浸る隙もない
つらいと思う暇もない
良いことばかりでたまらない
こんな事が仕事だなんて私はなんて幸運なの
世の中の人と
手を取り合って歩いていこう
この幸せを一人のものにしておくのはもったいない
と
言って回る
無駄に明るい宗教家の友人
の口癖
今壁に張ってる
どういうわけか寝起きが悪い
そうだそういうことかと下腹部の鈍い痛み
連日の食欲性欲イライラにすべて合点がいく
何回目を迎えても
いつも新鮮な気持になるから不思議
かといって来なければ来ないで記憶を必死で巻き戻すという
不安をかかえるわけだけども
ついでに今日は乾燥からか
肌の調子が全く持って悪い
ああ 最悪
あの二万のクリームがぁわなかったのかなあ
と
重い体を持ち上げてシャワーを浴びる
いつもその場で気がつくけれども
気に入りのボディーソープがないとか
シャンプーがないとか
命の次に大切なコンシーラーだとか
コントロールカラーパウダとか
なくなってサンプルもほぼそこを着く頃にならないと
次を補充しないところとか
もう次はちゃんとしようと思うのに
なかなかどうでもいいと思っている自分もいるのも確か。
そしてそれが今日ですか、と
いちいち気に障る
いつまでも呆然としているわけにもいかないので
『結果的にただの行水にならざるをえなかった』を終わらせ
きつめに香水をまいてメイクもきつめに出社を決意
だいすきなくるみパンをあのパン屋で買って帰ろうと
決めて早めに帰れそうな仕事を優先的にこなすイメージ。
だってそうじゃないと完全に帰れないし
また朝の絶望を繰り返さないように
良いにおいのボディーソープも買わなきゃだし
まだ火曜日だし
明日は終わらない会議があるし
さてそろそろ元気だそうじゃないか、
と大きな声でおはようといって
いつもの朝のボタンを必死でかけていく。